涼しくなって秋の花が 次々と咲き始めました。
あの殺人事件によく出てくる猛毒を持ったトリカブトの花も咲いています。
秋の花には何故か青や紫の花が多いです。
他には・・キキョウ・クズ・ハギ・ホトトギスなどなど。
春は黄色い花が目立ちます。夏は白い花・・・!?
ところでこのトリカブトの花の形は独特です。
鳥のとさかとか、兜に似ているとか言われていますが、英語でも「お坊さんの頭巾」という名前がついています
こういう筒形の形はハチのような昆虫に蜜を吸ってもらうため。
あちらこちら、いろいろな花に寄っていくアブなどでは花粉の受粉効率が悪く、花粉が無駄になってしまいます。
そこで、トリカブトからトリカブトへと蜜を求めて飛んでいくハチに受粉の役目を託すため、こんな形をしています。
肢には花粉を付けているのが見えます。
ほとんど身体が見えません。
花の形と虫の関係。
そんな視点から花を見てみる興味深いことがたくさんあります。
そろそろ虫の活動も今年は終わり。
そして植物も冬のお休みに入ります。
(2017・10・06)