箱根の湿性花園にミズバショウの花が一面に咲くというので見に行ってきました
3月のお彼岸にオープンしたばかり。
この時期の湿性花園は初めてです。
園内は早春の花が 咲いていました。
一面ミズバショウです。
よ~く見てみましょう
白い苞と呼ばれるものに包まれた花があります。
そう!ミズバショウの花は、中心にある黄色いところで、小さな花がたくさん集まっているのです
初めはめしべが出ていますが、しばらくするとこのように花粉が出てきます。
多くの花は、自家受粉しないようにめしべとおしべの熟した時期を変えています。
すべての生物は雑種の方が強いから、なるべく雑種を作ろうとするのですね。
何て賢い花たちでしょう
あらっ!似たような花が・・・
色違い?
写真の縦横逆になってしまいました~(ごめんなさい)
このザゼンソウ、ミズバショウと同じサトイモ科の植物で、春先開花するときに発熱して、周りの雪を溶かして他の花に先駆けて咲くといいます。
他の花が咲いていないので、昆虫を独り占めしようという作戦ですが、寒いので飛んでる昆虫も少ないので、受粉するのはやっぱり大変。いやな香りをさせて、ハエに受粉を媒介させているらしいです。
この花も雌蕊先熟。ミズバショウと同じですね。 ザゼンソウという名前 上手につけたこと。
ネコヤナギのもしゃもしゃした綿毛の中から、おしべを伸ばし、花粉を出していました。
ヤナギは雌雄異株が多く、この木は雄株ということになります。
勿論ミスミソウや、キクザイイチゲ、ニリンソウなどの草もかわいい花を咲かせていました。
植物園は名札がついているのでいいですね。
(20160330)