抜けるような青空の日、町田デザイン専門学校の学生がバスで箱根にやってきました。
20分程度のレクチャーのあと、バケツと鋏を持って山を歩きました。
今年は一年生だけでしたので、11人と少なく、話が後ろまで通りました。
途中植物を観察しながら、解説をしていきます。
草や木がどのように生えているか、日陰の様子、日向の様子など、普段気が付かないで通り過ぎてしまうところを立ち止まってあらためて発見!
そして、今回は植生について詳しく解説。
受粉の仕組み、種を飛ばす仕組み、植物同士が競争していること、そのために色や形を変えていることなどなど。
地面を這うもの、枝を高くまっすぐにのばすもの、横に大きく広がるもの。
自然の姿はそれだけで美しい。
みんな自分で採ってきた花材を使って、そんな自然の美しさを表現します。
自分の好きな場所で回りの風景も借りて、アレンジしていきます。
4月に入学して半年足らず。悩みながら生けていますが、みんなよく観察してきました。なかなかの作品に仕上がっていますよ。
中には花を使わずに、コケや石、キノコを使って、日陰の緑を表現する学生も。
秋の花が草原に揺れる様子を、まるで風が駆け抜けるように表現する学生も。
背の高いものは高く、低いものは地面に低く生えているように。
落ち葉や、枯草も入れて。
次々に個性豊かな作品が出来上がっていきます。
今年も学生を引率してここまで来てくださったS先生、お手伝いくださったNさん、そして、いつも場所を提供してくださり、お茶やお菓子を用意してくださる法生寺の方々、ありがとうございました。
おかげでよいレッスンができました