ネナシカズラ

 

 

このオレンジ色のラーメンをぶちまけたようなものはなんでしょう?

これは、ネナシカズラという寄生植物です。

一面ハマゴウという植物を覆っています。

ハマゴウにツルを絡ませて、そこから侵入してハマゴウの栄養をもらいます。

こんなにネナシカズラが繁茂すると栄養を吸い取られたハマゴウ、絡まれたところはいずれ枯れてしまいます。

ハマゴウは先端を成長させ、次々と花を咲かせていくので、絶えてしまうほどではありませんが・・・。

 

ネナシカズラを良く見ると花が咲いています。

小さいコンペイトウのような実ができて、タネを残します。

このタネが発芽した時は根があるのですが、直ぐにツルを伸ばし始め、宿主(寄生する相手)を探します。宿主が見つかって巻き付き始めると根がかれてしまうのです!

根を伸ばしたのに、しっかり自分で栄養を取りなさい!

こちらの方が効率が良かった? 何とちゃっかりしていることか。ハマゴウもえらいこっちゃですね。

やっぱり植物の世界は奥が深い・・・。