葉を落としたケヤキの木。
上を見上げると・・・・・。
何だかもしゃもしゃして緑色したところがあります。
これはケヤキの木に寄生したヤドリギ
よ~くみると黄色の丸い実がなっています。
歩いていると、実が落ちていました。
中にはきれいな緑色の種が入っていましたよ。
種なのにこんなに青々していてとてもきれいです。
ヤドリギもやっぱり鳥に食べてもらって種を運んでもらいます。
ヒレンジャクなどの鳥が食べた実は、鳥のおなかの中で消化され・・・
そして、種の周りにねばねばをつけたまま、お尻から出てきます。
実から種を出してみたら、信じられないくらい長~~い糸を引いて、びっくり
鳥はこのねばねばの糸を引いた種をお尻からぶら下げて木にとまるので、いつの間にかこの種は木の幹にくっつくというわけ。
運よく幹に着陸した種は・・・?
種が木の皮を溶かし、根を張って芽を出すまで3年かかるとか。一年に一回枝分けれをして大きくなるというから、あのもしゃもしゃのヤドリギになるには何年かかっているのでしょうか?
では、ケヤキの木は?
ケヤキにとっては全く迷惑な話で、ささやかな抵抗でしょうか?
幹が膨れていました。
まだ新芽が出る前、ちょっと雑木林を歩いたら、上を見上げて見てくださいな。そして、実を見つけたら、是非種を出して糸引きを確認してください。絶対に受けること間違いなし!