春先、道を歩いているとたくさんの青い花に出合って思わず嬉しくなったことはありませんか?
名前を知らなくてもこの花を憶えている人は結構多いのではないでしょうか?
名前はオオイヌノフグリ。
小さいとき、可愛らしくて家に持ってかえるといつの間にか花が落ちていて葉っぱばかりだったことを思い出しました
ホトケノザやヒメオドリコソウなど、春らしい可愛い花がたくさん咲いていました。
カラスノエンドウもたくさん出ていて、まだ1,2輪でしたが、花を咲かせていました。
ベランダではムスカリやスイセン、クロッカスなどが咲き始め、春を知らせてくれています
昨日は春一番が吹いたし。
これからはお花屋さんの花ばかりでなく、いろいろなところへお花を見に行くのに大忙し。
ようやく楽しい季節がやってきました
ところでホトケノザとヒメオドリコソウは仲間です。
虫を呼ぶように唇弁に模様があり、そこに乗って蜜を吸うと、上の黄色い雄蕊の花粉が虫の背中に付くようになっています。
長い花の首の奥に蜜があるので虫は花に顔を入れなくてはなりません。
シソ科の花の特徴です。
これもシソ科の特徴。
そして、カラスノエンドウの根を抜いてみると・・・・・。
なにやら白い粒粒がついています。
これはマメ科の根に共生している根粒菌で、マメ科の植物に栄養をもらう代わりに窒素の栄養を作ってあげています。
マメ科の根につく根粒菌は、他にも大豆やさやえんどう、サヤインゲンなどの畑の作物、クローバーやレンゲ、スズメノエンドウなどの草の根にもいます。
作物を収穫した後や草取りをしたときにちょっと見てくださいな。きっと白い丸いものが根についているのが見つかりますよ。
田植え前の田んぼにレンゲを植えるのはそういう理由だったんです。