雨あがりの山の散歩みち。
雨が降った翌日なので、水分を含んで膨らんだキクラゲはあちらこちらに見られました。
キノコなので枯れ枝に生えるのですが、まだ生きているのに弱っているニシキギにたくさんついていました。
ニワトコに生えるのが美味しいとの話もありますが・・・・・。
このキクラゲ、英名は「ユダの耳」といって、キリストの使徒「ユダ」が首を吊ったニワトコの木から生えたということで、ヨーロッパではあまり食用にしないようです。
晴れた日では乾燥していて見つからないのですが、雨で膨らみさらに葉を落とした木々の中で目立っていました
右の写真、木の幹にひっかいたような傷痕がありました
まさか・・・・・熊のひっかいた痕じゃあるまいし・・・・・?
これはシカが角を研いだ痕でした
山のシカの被害は深刻で、山の植生がすっかり変わってしまったところがたくさんあるようです。
この周辺では、丹沢‣天城・富士山周辺で、森の下草がほどんど食べられて、毒があってシカが食べられない植物しか見あたらなくなってしまっているようです。
植物がほとんどなくなった地面は地肌が出てしまい、雨が降ると土砂が流れてしまうようです。
そんな山は植物観察の楽しみもなくなってしまいます。
人間の責任とは言え、難しい問題です。
(2017・02・25)