初めてクロユリの花を見ました
自生しているものを是非みたいと長い間思っていたので、今回念願かなって嬉しいです
クロユリといってもユリ((Lilium属)の仲間というよりはバイモ(Fritillaria属)の仲間で、花もバイモに似ています。
今回見たクロユリは白山の室堂付近に群生していました。(白山は日本の西限地だそうです。)
感激です
雄花と両性花があって、写真を見ると右の花には真ん中にめしべがありますが、左の花にはおしべしかないのがわかります。
ハエが花粉媒介するそうで、匂いを嗅ぐと嫌な香りがします
英名はchokolete lilyですが、skunk lilyとかdirty diaperなど不名誉な別名がついています。
ハエが媒介するものは、こんな色のものの花が多いような気がします。
春先雪解けの時に咲くザゼンソウ、めったに花を咲かせないけれど、咲くと鼻をつまみたくなるような悪臭を放つショクダイオオコンニャクなどなど。
ハエは何色がわかるのでしょうか?
花期は長いようで、種ができているものもありましたが、まだまだたくさん咲いていました。
花を見るには大変な山旅でしたが、他にもたくさんの花との出会いがあって、疲れも吹っ飛びました~