植物の殖え方はいろいろです。
多くは花を咲かせてタネや球根で殖えますが、タケのように根っこを伸ばして芽を出すもの、イチゴのようにランナー(走出枝)と呼ばれる地上に出た地下茎の先に芽をつけるもの、多肉植物のように葉っぱのから芽を出すもの、人間が手を貸して挿し木をしたり、接ぎ木をしたりして殖やすものなどなど
右の写真はハマユウのタネで、そこから芽が出たものです。
ハマユウのタネは重く、ごろんと地面に落ちて芽を出します。ジャガイモやサツマイモから芽が出るのと一緒ですが、ジャガイモやサツマイモは茎や根から発芽するのに、ハマユウはタネからです。
ハマユウのタネは海水の中を生きたまま漂流し、流れ着いた海岸でとりあえず発芽し、運よく地面に根が届けば、そこで根を下ろし成長していくらしいです
乾燥したところでも繁殖していける植物の知恵?ですね。海岸に白い花を咲かせるハマユウは沼津市の花です
乾燥といえば、多肉植物も乾燥した場所でも生きて生ける術を身につけています。
左の写真は多肉植物の葉です。
何かの拍子に茎から落ちてしまった葉がそのままになっていました。
多肉になった葉の水分を使って、小さな芽ができました。
そのうち右端の芽の裏側に糸のような根が出てきます。
やはり、その根を下ろすところを見つけ成長していこうということです。
どちらの芽も可愛らしい~
赤ちゃんは植物だって可愛らしいです。