スミレの話

今年もたくさんのスミレを見ましたnote

花の形も色もいろいろ、葉っぱの形もいろいろ、

       薄紫ピンク、白、黄色・・・・・。

      花弁がそっくりかえっているもの、距が長もの、丸く短いもの・・

     

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タチボスミレ.jpg

ヒナスミレ.jpg箱根エンザンスミレ2.jpg伊吹山 スミレ.jpg 

 

 

 

 

 

スミレだけで一冊の本が出来るくらい種類があります。

こんなに可愛らしくつつましやかに見えるのに、以外にしたたか

春先花を咲かせて実を作ります。受粉には、といって花の後ろに伸びた袋に蜜を溜めていて、虫のえさを用意しています。ビロードツリアブのようなくちばしを持ったアブを引き寄せて、蜜を吸っている間にしっかりと花粉がつくようになっています。

虫のいなくなったころは、閉鎖花といって開花せずに、自分で受粉をして種をつけます。

種ができると、とりあえず実を開いて飛び、さらに蟻を引き付けるエライオソームをつけていて、蟻に遠くに運んでもらいます。

こうやって自分の勢力地図を大きくしていく戦略です。

実はスミレ、最初は木本でした。スミレ科は南アメリカのアンデス山麓から始まったとか。

そこから分布地を広げるために、寒さに耐えるように小さくなり、冬は姿を消す草になったという説も・・・。

ほんと!植物は面白いhappy01