時々こんな風に葉っぱが巻かれているのを見たことがありませんか?
これは虫の仕業。
この時期オトシブミが卵をうみつけるのに揺藍(ゆりかご)をつくります。
今日はそんなオトシブミのお話。
何ときれいに折りたたまれていることでしょう。
体長1センチにも満たない小さな虫がこんなに上手にゆりかごを作ります。
この中には小さな小さな卵がうみつけられているのです。
こんな風に広げてみると一番奥に黄色い卵がありました
右端に黄色くみえるのが2個の卵です。
お母さん虫は、歩いてサイズを計ってから、葉柄近くの葉を自分で裁断します。
そして、このようにかみ傷をいれて折りたたみやすくして、卵を産みつけながら円筒形にまいていくそうです。
最後はチョキンと葉を切り落とします。今日はそんな切り落とされたオトシブミをたくさん見つけました。
オトシブミ・・・なんて素敵な名前でしょう。
子どもはお母さんが作ってくれたゆりかごの中で孵り、しばらくはその中で大きくなります。
ごめんなさい。せっかく産みつけた卵の入ったゆりかごを広げてしまいました
お母さんでなければ折りたためません・・・・
オトシブミがこのゆりかごを作るところ、まだ見たことがありません。じっくりと木の下に腰を落ち着けて見てみたいものです。きっと感動ものでしょう