法生寺「箱根園芸福祉の森」の活動として、多くの園芸福祉活動をしてきました。
その中心的な活動である10数年にも及ぶ「みしまえがお」での活動が終わりました。
ハンディキャップのある方々と接するのは初めてだったので、手探り状態からのスタートでした
初めは「すぎな」の方たちとの活動で、話すこともできない、目を合わせることもできないなど、どのようにコミュニケーションを取ったらいいのか全くわかりませんでした
何が出来るのか、どんなことが楽しいのか、いろいろなことを試しながら試行錯誤。
そのうちに皆さんと顔見知りになり、最後はそれなりに意思疎通ができるようになりました
いつもニコニコしながら花を生けてくれたSさん、途中で眠くなって寝てしまうAさん、話しかけるとうつむいてしまうYさん、真面目な顔で真剣に花を生けるMさん、自分の意思がはっきりしていてきれいなだけではない花材を選んで生けるWさん・・・・・
当初はこんなに続くとは思いませんでしたが、いつの間にか気づけば10年以上です。
基本ボランティアなので、無理のないようにと、お手伝いの方々も入れ代わり立ち代わりいらしてくれました。
忙しいときの準備は大変でした。
花のない時期に何をするかと頭を悩ませたこともあります。
それでも、「えがお」の皆さんに会うと元気をもらって帰って来て、また次もと思えました。
ここでの活動はとても貴重なものになりました。わたしの宝物です。
諸事情で活動を続けられなくなったのは残念ですが、またどこかでお会いしたら嬉しいです。
山の空気を吸いに、是非出かけていただきたいですね。