何十年とその道を通っていながら今まで気づきませんでした
図鑑で見たことはあったのですが、雌花が咲いたのも実を付けたのも見たことがありませんでした。こんなに目立つ大きな実をならせていたのですね。
結構ずっしりと重いです。
ソテツの植えられた家の方に伺うと、その場所に植えてから40年。2メートルくらいの高さでしょうか。
「少しずつ大きくなってやっとこの大きさです」
とおっしゃっていました。
ひらひらしたまるで鳥の羽のような大胞子葉と呼ばれるものに胚珠がくっついています。
雌株と雄株があるので種は雌株にしかできません。
花の時期は夏で、雄花は松かさを大きく伸ばしたような形、雌花は可愛らしい赤ちゃんの頭のような形です。
ソテツの名前は 漢字で書くと蘇鉄、枯れてきたときに鉄の釘を打つと元気に蘇るという意味らしいです。
種はでんぷんを含んでいるけれど、皮をむいて水にさらすなどしないと食べられない。
皮をむいてみたら、きれいな白い種が出てきました~
二つに割るとこんな感じ。
ほとんど芽のようなものは見当たりませんでした。
この種まいてみようかしら?
よく庭に植えられている大きなソテツは何年もの長い間生きてきたのですね
(2015・03・10)