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植物の話

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美しい花を咲かせる植物たち

花だけでなく色々なことに注目してみると、新しい発見がありますeye

植物の仕組み生きるための工夫などを知ると、違った角度から興味深く植物を見られます。

身近な雑草も見過ごせなくなるかもしれません。

テイカカズラの美しいタネ

公園を歩いているとテイカカズラの実がはじけ、20190126愛鷹公園テイカカズラ実1.JPG

白い綿毛がキラキラshine輝いてきれいな姿に出会いました。20190126愛鷹公園テイカカズラ実2.JPG

 

正に今飛び立とうとしていますdiamond

細長い実にこんなにびっしりと綿毛を畳んで種が入っているとはびっくりです。20181023愛鷹パークテイカカズラ種2.JPG

←数か月前まではこんな姿。

果実を二つづつつけて枝にぶら下がっていました。

果実が成熟して、乾燥してくるとサヤが開いて、上の写真のように種が出てきます。DSCN1177.JPG

 

そして、まるで仙人のように綿毛を大きく広げ、フワフワと漂いながら遠くへ種を飛ばします。

いつ見てもこの姿、きれいで惚れ惚れしますheart01

シキミとハッカク

ハッカク2.JPG左の写真は中華料理の香辛料としてよく使われる

   ハッカク 別名トウシキミ 

スターアニスとも言われ、豚の角煮などの香辛料になります。

 

 では、右下の写真は?2019025VC周辺シキミ実2.JPG

 

 

これは      シキミ

枝が仏壇などに添えられます。

 

同じシキミ科シキミ属

そして名前も シキミトウシキミ

そっくりですが、こちらのシキミ猛毒sign03です。シキミ(右)とハッカク(左)表.JPG

左がハッカク 右がシキミ

よ~く見ると違うような・・・・ハッカク種.JPG20190125VC周辺シキミ種.JPG

タネも似ているのですが、ハッカクの方がきれいな色をしています。

ハッカクの木は日本では見かけたことがありません。

20190125VC周辺シキミ実1.JPG

 

 

シキミは仏壇に添えられることもあり、畑に植えられたり、山にも生えているので、こんな実を見かけても決してハッカクと間違えて拾ってきて、お料理に使わないようにsign03

気をつけてくださいね。

ハマユウの花

沼津市の花、ハマユウ 別名ハマオモトハマユウと海.JPG

海辺に咲いていますが、沼津市はあちらこちらに植えられていてこの花を見ることができます。

白いきれいないい香りのする花ですshine

よく見ると花の首が長く、おしべの咲きに花粉をつけた葯がT字型についています。

夜に咲いていい香りがすること、花の首が長いこと。どうやら蛾が受粉に役立っているようです。

おしべの先がゆらゆらしていて花粉がつきやすくなっています。

ハマユウの花も、虫に花粉を運んでもらうために一工夫しているんですね。

このように花の形や色、作りで花粉を媒介する昆虫がわかります。そんなことを考えてみるのも面白いです。

 

ハマユウ花.JPG

コアジサイの花

先月、箱根でコアジサイがきれいに咲いていて感激しました。

その約一か月後、愛鷹山のコアジサイ1.JPG

越前岳でコアジサイの花に再会しました。

庭に植えてあるアジサイのような花弁のような飾り花のないあじさいで、ほんのり紫色をした花はとてもきれいですshine

花柄も紫色をしていて、その色合いは何とも言えず素敵sign03

虫を寄せる飾り花がないためか、いい香りがします。

山の下の方では花が終わっていましたが、上の方では満開でした。今年また出会えると思っていなかったので嬉しかったですnote

コアジサイは秋になるときれいな黄色に葉が色づきます。黄葉の時期もきっときれいでしょうね。

さらに20180701越前岳ウグイス3.JPG

大きな口を開けてさえずっているウグイスが歓迎してくれました。

普段は声が聞こえてもウグイスはなかなか姿を現してくれませんが、今日は周りを気にすることなく、枯れ枝の上で必死に声をあげています。

残念ながら、雲に覆われて富士山は見えませんでしたが、コアジサイウグイスに出迎えられました。

山を歩いていると、必ず何か出会いと発見があり楽しいです。
 

カエデの種

公園を歩いていると大きな木に赤い花がぶら下がっているように見えますeyeDSCN3864.JPG

ちょっと怪しいと思って近づいてみると・・・

    やっぱり!

花ではありませんでした。

 

ミツデカエデの実イロハモミジ園芸種の種がたくさんついていました。

今カエデの木々は、沢山の実をつけています。

ミツデカエデの種

 

イタヤカエデの種

右の写真は、どれもカエデの仲間のタネです。

 

上から、モミジの園芸種、ミツデカエデ、イタヤカエデのタネです。

風に乗ってクルクルと舞いながら落ちていくように、翼がついています。

 

二つづつの対になっている実は、一つ一つになって落ちていきます。

カエデの種類によって大きさはいろいろですが、みんなこのようなタネをつけます。

このタネを一つにして、放り投げると面白いように回転します。

是非お試しあれ!

ユリノキ(別名チューリップツリー)の花

お天気のいい公園でユリノキに花が咲いているのを見つけましたheart02ユリノキ花1

どこに咲いているのかわかりますか?

写真中央の黄緑色にオレンジの色が入っているのが花です。

近くに寄ってみると・・・・ユリノキ花2

ほら!とても可愛らしい花です。

背が高い木なので、なかなか間近で花を見ることはできませんdespair

この公園にある木のほとんどは見上げてもわからないくらい高いところに花が咲いています。

その中で一本だけ下の方の枝を大きく広げた木に花がついていましたsign03

ユチノキ花3

中を覗いてみると・・・eye

オレンジシャーベットのような優しい色合いで何とも言えず可愛らしい。

一人で写真を撮っていると、公園で遊んでいた方が見にきました。

何度も木の下を通っていたけれど、全く気が付かなかったとのこと。

花を見て感心し、とても喜んでいましたhappy01

久しぶりにしっかりとユリノキの花が見られて嬉しかったです。

思わず近くの人に教えちゃいました。

ユリノキは東京でも四谷や迎賓館前の通りの街路樹になっています。

意外に身近なところで見られるかもしれませんよ。

    (2018・05・12)

アケビの花

秋になると甘い実をならせるアケビは、今花の時期です。20180429ビジターセンター周辺ミツッバアケビ花.JPG

ミツバアケビの花がとてもきれいですね。

よ~く見るとeye、めしべの先がキラキラ光っていますshine

花から蜜が出ているんです!

ここに見える6個の雌しべの棒状の部分が、あのアケビの実になります。

その時によって6個全部、ちゃんとした実に成長するかわかりませんが・・・。

20180429ビジターセンター周辺ミツバアケビ雌花.JPG

 

植物には、一つの花におしべとめしべがあるもの、同じ木でもおしべしかない花と雌しべしかない花を咲かせるもの(雌雄同株)、おしべしかない花だけ咲く木と雌しべしかない花だけ咲く木があるもの(雌雄異株)、といろいろあります。

アケビの木は、同じ木におしべしかない花と雌しべしかない花を咲かせます。

上の写真の中央にあるのが雌花で、今一番きれいな時ですね。右下にあるのが雄花で、真ん中にまだ開いていない雄しべの葯が固まって見えます。これから葯が開いて花粉が出てきます。

同じ花で交配しないように花が咲く時期をずらしているのです。他から花粉をもらって雑種を作った方が強い個体ができるから。

今年は暖かくなるのが早いので、他にも次々と花が咲いています。

ほらこんな花も・・・20180429ビジターセンター周辺ハナイカダ雄花1.JPG

ハナイカダの雄花です。

この木は雄の木と雌の木がある種類(雌雄異株)です。

葉っぱの上に花を咲かせる可愛らしい木です。

小さい花で緑色なのでなかなか気付きませんが、虫が乗っているのではなくて、花が咲いているのですよ。

大きくて色がきれいな花がつい目につきますが、植物はいろいろな工夫をしてそれぞれの花を咲かせています。

そんなことをちょっと考えながら植物に目を向けると、また違った世界が見えてきますよ。

                     (2018・05・06)

 


 

ツクシの胞子

暖かくなってツクシが顔を出しました。ツクシ1

茶色い襞の間が緑色に見えます。

 

DSCN3547.JPG

真ん中で切ってみました。

緑色の胞子をたくさん入れた袋が並んでいますね。DSCN3556.JPG

 

中からたくさんの胞子が出てきましたdash

緑色の粒粒がたくさんsign01

しばらくすると・・・DSCN3557.JPG

フワフワの綿菓子のように膨れてしまいました。

実は、もう少し拡大してみるとその胞子からは4本の足が出ているらしいです。

そして、湿らせるとその足が胞子に絡みつくらしいです。

乾いたときには遠くへ飛んでいけるように足を広げるのですね。

 

つるんとしたツクシからこんなフワフワが出てくるとは想像もしていなかったので、びっくりですflair

                                       (2018・03・15)

キジョランとアサギマダラ

アサギマダラはきれいなで、南方から遠く旅をして日本にやって来ることで有名ですが、日本の平地で冬越しする者もいます。20180209早川~一夜城キジョランとアサギマダラ幼虫2.JPG

キジョランを食草として育ちます。

キジョランの葉にたくさんの丸い穴が開いていますsign03

その丸い穴の周りは白くなっています。

20180209早川~一夜城キジョランとアサギマダラ幼虫1.JPG

良く見ると小さい幼虫が2匹いますねflair

何とこの寒い時期なのに、アサギマダラは幼虫で冬越しをしていますrock

キジョランの葉を食べることでその毒を取り込んで、成虫になっても毒性を蓄えて外敵から食べられないようにしています。

でも小さい幼虫は、その毒にやられないように、まず葉っぱを丸く傷つけて白い液を出してから、その内側の毒が薄まったところを食べるのだそうです!

だから、円形に穴が開いていてその周りが白くなっているのだそうです。

気をつけていると、いたるところに丸い穴の開いたキジョランアサギマダラの幼虫がいました。

おもしろくて、丸い穴の開いたキジョランを見つける度に裏返して幼虫を確認してしまいましたhappy01

                    (2018・02.09)

バクチノキ

20180209早川・バクチノキ4.JPG小田原の早川にあるバクチノキを見に行ってきましたeye

国の天然記念物に指定されている大きな木です。

樹皮がはがれて部分的に絶えず剥がれ落ちる様子が、

ばくち打ちがばくちに負けて身ぐるみはがされているようだ

    ということでバクチノキ(別名ビランジュ)と言われます。

赤い色合いの樹皮は遠くからも良く目立ちます。

ちょうど実がなっていて、木の下にたくさんアオキの実のような緑色の実が落ちていました。マツバラン.jpg

 

 

足元にはシダ植物のマツバランが生えていました。

足場が悪くて不安定なところですが、もしこの早川のバクチノキを見に行く機会があったら、近くまで行ってマツバランも見てくださいな。

希少種です。     (2018・02・10)

秋の花・トリカブト

涼しくなって秋の花が 次々と咲き始めました。

あの殺人事件によく出てくる猛毒を持ったトリカブトの花も咲いています。

ヤマトリカブト4.JPG

秋の花には何故か青や紫の花が多いです。

  他には・・キキョウクズハギホトトギスなどなど。

春は黄色い花が目立ちます。夏は白い花・・・!?

ところでこのトリカブトの花の形は独特です。

鳥のとさかとか、兜に似ているとか言われていますが、英語でも「お坊さんの頭巾」という名前がついていますwink

こういう筒形の形はハチのような昆虫に蜜を吸ってもらうため。

あちらこちら、いろいろな花に寄っていくアブなどでは花粉の受粉効率が悪く、花粉が無駄になってしまいますangry

そこで、トリカブトからトリカブトへと蜜を求めて飛んでいくハチに受粉の役目を託すため、こんな形をしています。

           ほら、ハチがやってきて、花の奥まで頭を突っ込んでいます。ヤマトリカブト2.JPG

                      肢には花粉を付けているのが見えます。

ヤマトリカブト3.JPG

ほとんど身体が見えません。

花の形と虫の関係。

そんな視点から花を見てみる興味深いことがたくさんあります。

そろそろ虫の活動も今年は終わり。

そして植物も冬のお休みに入ります。

 

(2017・10・06)

ピンク色のツユクサ

山でピンク色のツユクサを発見しましたeyesign03

ツユクサと言えば、きれいなと思っていたら、可愛らしいピンク色ですsign02ツユクサ・ピンク

 

調べてみると白いツユクサもあるようです。

ムラサキツユクサトキワツユクサなど、他の種類で白やピンクは知っていましたが、青いツユクサと全く同じ形で、ピンクとはflair

隣には青い花も咲いていました。突然変異ということなのでしょうか?

因みに長く伸びた黄色い雄蕊しべが本当に花粉をつけた雄しべで、奥の短い雄蕊に見えるのは花粉を待たない雄しべです。省エネして見せかけだけで虫を呼び寄せる作戦。

でも一日でしぼんでしまう花に、雨では虫が来ないかもweep

受粉されなかった花は、長い雄蕊をクルクルと丸めて花がしぼんでいくときに雌しべに花粉をつけます。

自家受粉は避けたいけれど、タネを確実につけたいというツユクサの切なる思い。

植物の知恵は素晴らしい!                   (2017・09・16)

 

イネ科の花

稲の仲間はどんな花を咲かせるのでしょうか?

             えっ!稲の花?

                                  と思った方もいるかもしれませんね。

でも、お米は稲の実です。実ができるということは花が咲くのですsign03

20170723愛鷹公園シマスズメノヒエ1.JPG

この一列に並んだ赤茶色のごみのようなものは、雑草のシマスズメノヒエ雌しべ雄しべです。

髭のようにモシャモシャしているのが雌しべで、塊のように見えるのが雄しべです。20170723愛鷹公園シマスズメノヒエ4.jpg

このようによ~く見るとイネ科の植物の雌しべと雄しべはとてもきれいです。

これからの時期、ススキやオヒシバ・メヒシバ・エノコログサなどなど。

 

是非是非 ルーペで覗いてみてくださいな。 きれいな白や黄色の雌しべや雄しべが見られますよ。

まだまだ山は花盛り!

先週近所の山はズミの花が真っ盛りでしたcherryblossom20170521箱根ズミ1.JPG

蕾の時はピンクなのですが、開花すると真っ白に見えます。

リンゴのような可愛らしい花を咲かせます。20170521箱根ズミ2.JPG

別名コナシと言って、上高地の小梨平はこの木からついた名前です。

 

 

この時期は白い花が多く見られます。

20170528長者が岳コバノガマズミ1.JPG

コバノガマズミはおしべが花弁から飛び出ています。

20170528長者が岳マイズルソウ1.JPG

 

 

マイヅルソウは木の幹の間に見事に整列して花を咲かせています。

居心地のいいところにすっぽり入ってるようですねclover

 

 

 

白い花どころか全身が白いギンリョウソウ(ピンボケでごめんなさいcoldsweats0220170528長者が岳ギンリョウソウ1.JPG

別名ユウレイタケとも言われますが、遠くから見るとまるでごみが落ちているかのようです。他のものに寄生しているギンリョウソウは、葉緑素を持たないので、真っ白なのです。

これから花を咲かせるようで、あちらこちらに顔を出していました(これでもつぼみです)。

ちょっと見ない間に花はどんどん変わっています。(2017・05・28)

    忙しい季節ですwink

春の山は花盛り

山を歩いているとほのかにいい香り・・・フジの花が咲いていました。20170507日守山 フジ花

大きな木に絡まって上の方で花を咲かせるフジは、下の落ちている花びらを見ることはあってもなかなか花を間近に見ることはありません。

でも今回は目の前で見ることができましたscissors  見事ですshine

実は同じフジでもフジ(別名ノダフジ)ヤマフジ(別名ノフジ)があって、ツルの方向が左巻きと右巻き。

よ~く見ると・・・・・eye

20170507日守山フジヅル.jpg

 

写真中央のツルが左上に向かって伸びているのがわかります。

あれまほんと!

(下から上に向かって見ると左に巻いているのが左巻きです)

つまり、このフジはフジ(ノダフジ)です。   

分布域、花の垂れ下がる長さなど他の特徴も見てみると、やっぱりノダフジ

 

他にもたくさんの花が咲いていました。20170507日守山マルバウツギ

真ん中が黄色くアクセントになった白い可愛いマルバウツギ

20170507日守山マルバウツギ2

 

 

 

花盛り~ですflair

 

20170507ツクバネウツギ花

ツクバネウツギ

20170507日守山コバノタツナミ

 

足元にはコバノタツナミ

白い可愛らしい花のタニギキョウDSCN2121.JPG

 

 

 

 

新緑の中に目立つ花はな~に? 遠くで良く見えませ~ん!

どうやらキリの花が咲いているようです。DSCN2124.JPG

花ばかりではなく、山ではいろいろな植物の姿を見ることができます。

 

DSCN2113.JPG

 

 

まるで細工をしたような樹皮のカゴノキ

きれいな模様になっています。

20170507日守山 岩に挟まれた木1

 

岩の中に木が・・・。痛そうbearing!?

どう見ても岩に挟まれたようだけど、木が岩を割って伸びている方が正しい???DSCN2117.JPG

完全に木に埋もれてる。

きれいな花の話からちょっと変わった木に話がそれてしまいました。

やっぱり自然って素晴らしい!

                                                          (20170507)

寄生植物 ヤセウツボ

狩野川の土手で見たことない植物を発見eyeヤセウツボ1

青々した草の中に茶色い変な花・・sign02

葉っぱが見当たりませんimpact

どうやら寄生植物に違いないと調べてみました。

ヤセウツボという帰化植物で、やはり寄生植物とのこと。DSCN2131.JPG

 

土手のあちこちで花を咲かせています。

   良く見るとピンクがかった色で結構きれいですcute

だけど・・・・sign03 繁殖力旺盛で、日本中に広がりつつあるようです。

マメ科などの植物に寄生して栄養をもらっています。

そういえば赤いクローバー(ムラサキツメクサ)が近くにたくさん生えています。

寄生する植物が見つからないときはじっと種の状態で待ち続け、宿主となる植物が現れると早速根を伸ばし栄養をいただいてしまうという吸血鬼のような植物です。

狩野川の土手にもたくさん増えていました。

宿主がなければ生きていけないのですけどね。   (2017・05・07)

ハランの花

ハランの花が咲きました。

えっ!ハランて花が咲くのですか・・・・?ってsign02

  花が咲くんですよhappy01

    お寿司やお弁当のしきり使うことが多く、日本庭園でもはよく見かけます。20170323畑ハラン花1.JPG

今頃の時期、ハランの葉っぱの足元を少し掘ってみると、以外にも結構が見つかります。

ハランはラン科ではなくて、昔ユリ科、今キジカクシ科sign03

直径約3~4センチくらいの王冠のような形をしたを咲かせます。20170323畑ハラン花9.JPG

 

ちょっと土をかぶっていますが、赤紫色をしたきれいな花ですdiamond

断面はこんな感じ。20170401畑ハラン花分解2.JPG

蓋のように見えるのが、柱頭で、おしべが下に隠れています。

土の中をうろうろしている虫が受粉を媒介するそうです。

キノコバエとか・・・・?

切った断面の上を透明な小さ~いミミズの赤ちゃんが歩いていました。

そして、そのあと青い丸い実ができますよ。

 

花が咲くのを知ってから、ついついこの時期になるとハランの根元を覗いてしまいますeye

今年はたくさんのハランの花に出会えましたheart04  (20170401)

きくらげ

雨あがりの山の散歩みち。

キクラゲを発見!キクラゲ

 

雨が降った翌日なので、水分を含んで膨らんだキクラゲはあちらこちらに見られました。

キノコなので枯れ枝に生えるのですが、まだ生きているのに弱っているニシキギにたくさんついていました。

ニワトコに生えるのが美味しいとの話もありますが・・・・・。

このキクラゲ、英名は「ユダの耳」といって、キリストの使徒「ユダ」が首を吊ったニワトコの木から生えたということで、ヨーロッパではあまり食用にしないようです。

晴れた日では乾燥していて見つからないのですが、雨で膨らみさらに葉を落とした木々の中で目立っていましたeye

 

ところで、シカの角研ぎあと

右の写真、木の幹にひっかいたような傷痕がありましたsign02

まさか・・・・・熊のひっかいた痕じゃあるまいし・・・・・?

    これはシカが角を研いだ痕でしたsign04

    山のシカの被害は深刻で、山の植生がすっかり変わってしまったところがたくさんあるようです。

この周辺では、丹沢‣天城・富士山周辺で、森の下草がほどんど食べられて、毒があってシカが食べられない植物しか見あたらなくなってしまっているようです。

植物がほとんどなくなった地面は地肌が出てしまい、雨が降ると土砂が流れてしまうようです。

そんな山は植物観察の楽しみもなくなってしまいます。

人間の責任とは言え、難しい問題です。

  (2017・02・25)

ヤナギの花が咲きました。

暮れからバケツに入れておいたアカメヤナギの花が咲きました。DSCN1735.JPG

ベランダに出しておいたところ、暖かい日差しの中で開花~しました。

赤茶色の冬芽を脱いだ、もこもこのつぼみは可愛らしい・・heart04

切り花用の園芸品種なのでしょうか、和名アカメヤナギは葉が出るのとと一緒に花が咲くとのこと。葉はまだ展開していません。

ヤナギの種類はたくさんあって、種類を見分けるのはなかなか大変ですsweat01

それにしても立派な花です。ヤナギの雄花

ヤナギ雌雄異株で、この枝は黄色い雄しべをたくさんつけているので雄です。

ヤナギは湿ったところが好きで、水につけておくと面白いように根を出します。

川沿いに多いのも納得。

雌花には種ができ、綿毛となってフワフワ飛んでいきますtyphoon

昨年、山を歩いていると何かごみのように風に吹かれて飛んでいくものがありました。

周りを見回してみると、ヤナギの木がたくさんありました。

     花らしくない花、実らしくない実、

お正月に生けたヤナギの枝を捨てずにほんの少しの間観察してみると面白いかもしれませんよhappy01

                                             (2017.01.12)

――― 後日図鑑を見ていたら、「フリソデヤナギは雄株の冬枝をアカメヤナギとして切り花に用いられる」とありました。―--

風で飛ぶたね

木々が冬支度となり、枯れ木のように見えるところに時々白い花が咲いたように見えることがあります。センニンソウ実1

センニンソウ実

良く見ると綿毛をつけた種が残ったセンニンソウのツルが絡まっています。

綿毛がキラキラしてとてもきれいですshine

夏の終わりに花をつけたセンニンソウは今、綿毛をつけて種を飛ばそうとしています。

 

 

他にもありましたよ~。テイカカズラたね1

テイカカズラもつる植物ですが、細長いサヤがねじれて裂けると、中から風車のような種が出てきます。

サヤの中に綿毛をまとめて一列にお行儀よく並んだ種は、サヤがはじけると綿毛が広がり、風に乗って飛んでいきますnotes

これもこんなにきれい。テイカカズラ種2

 

まるで仙人の白髪のよう。

 

 

 

 

DSCN1180.JPGサラシナショウマたね1

風で飛んでいく種は他にもこんな形のものがあります。

 

サラシナショウマのたねです。

何だか小さな虫みたいです。

 

 

 

DSCN1181.JPG

 

こちらはヒマラヤスギの種ですが、実はマツヒノキのような針葉樹の実も風で飛ぶ種がたくさんあります。

ヒマラヤスギ種2

 

右の尖った部分が種で、いわゆる食用になる松の実と同じ部分です。

ナッツと同じで、この部分鳥が大好きです。

遠くに飛んでいく前にやって来る鳥は、かさにくっついているときに種をいただいてしまう、不届きものです。

鳥は、種を運んであげる役割をするときもありますが、このようにせっかく植物が作った種を失敬してしまう時もあるんですね。

自然界は生存競争し烈ですimpact     だから面白いsign03

ビナンカズラの実

初冬の野山は紅葉の葉mapleがいつの間にか落ちて、だんだんと色がなくなっていきます。

そんな中、まだまだ赤くキラキラしている実を見つけました。20161208 一夜城ビナンカズラ2.JPG

これはサネカズラの実です。

ツルを絡ませた枝についた実は、まるで和菓子の鹿の子のように赤い実を球形につけています。

可愛らしいことheart01 大好きな実の一つです。

このつるから採れるネバネバの液を整髪料に使ったので、別名ビナンカズラといいます。 つる植物なのでカズラ(葛)の名前がついています。

他にはテイカカズラスイカズラヒカゲカズラなど。みんなつる植物です。

他にもたくさんの赤い実が・・・

20161208 一夜城ハナミョウガ実.JPG

左の写真はハナミョウガの実。

花がきれいだけれど、実の美しいshine

 

IMG_3868.JPG

 

これはシロダモの実です。

20131202ツルソバ.JPG

 

ツルソバの実は濃い青色です。

 

 これらがもう少しの間、野山に色を添えています。

 木々が葉を落とした今が、観察のチャンスかもしれません。

クロユリの花

初めてクロユリの花を見ましたheart01

自生しているものを是非みたいと長い間思っていたので、今回念願かなって嬉しいですshine

クロユリといってもユリ((Lilium属)の仲間というよりはバイモ(Fritillaria属)の仲間で、花もバイモに似ています。クロユリ花

今回見たクロユリは白山の室堂付近に群生していました。(白山は日本の西限地だそうです。)

                        感激ですhappy01

雄花と両性花があって、写真を見ると右の花には真ん中にめしべがありますが、左の花にはおしべしかないのがわかります。

ハエが花粉媒介するそうで、匂いを嗅ぐと嫌な香りがしますbearing

英名はchokolete lilyですが、skunk lilyとかdirty diaperなど不名誉な別名がついています。

ハエが媒介するものは、こんな色のものの花が多いような気がします。

春先雪解けの時に咲くザゼンソウ、めったに花を咲かせないけれど、咲くと鼻をつまみたくなるような悪臭を放つショクダイオオコンニャクなどなど。

ハエは何色がわかるのでしょうか?

花期は長いようで、種ができているものもありましたが、まだまだたくさん咲いていました。

花を見るには大変な山旅でしたが、他にもたくさんの花との出会いがあって、疲れも吹っ飛びました~rock

十円玉がへんし~ん!

畑の近くにスイバの花が咲いていました。

スイバ雌花20160416畑スイバ.JPG

スイバは噛むと酸っぱいので「酢い葉」となったという説もあります。

 

道端や畑の近くによくみられる雑草ですが、よく見ると花が赤くてとてもきれいですshine

雑草とはいえ馬鹿にすることなかれ!

左の写真は雌花です。スイバは雌雄異株で、この株は雌株だと後で知りました。(雄株は見落としましたcoldsweats02

このスイバ、X染色体とY染色体があって雌雄を決めているとあります。

食用にもされますが、シュウ酸が含まれていて、食べすぎは禁物bearing

スイバで十円玉を磨くとシュウ酸のお陰できれいになります。十円玉磨く

こんな風に・・・wink

ちなみに、カタバミにもシュウ酸が含まれていて、葉を噛むと酸っぱいし、同じように十円玉をきれいにするようです。

 

 

畑にはボリジの花もきれいに咲いていました。

キュウリのような香りがするサラダに入れても良いというハーブですが、次々ときれいな青い花を咲かせるので、庭園の花としても植えられています。

とても丈夫な植物で、こぼれ種で良く増えます。我が家へ持って帰って来て、ちょっと実験sign02

DSCN0652.JPG

 

ボリジの花をお酢の入った水に浮かべてみました。

すると・・・・eye

 

DSCN0651.JPG

 

赤くなってしまいました・・・flair

恥ずかしいから・・・。

いえいえ、リトマス試験紙と同じ反応のようです。

ワインに浮かべてみましょうと、書いてある本もあります。

ちょっとおしゃれではありませんか?

(20160416)

ミズバショウとザゼンソウ

箱根の湿性花園ミズバショウの花が一面に咲くというので見に行ってきましたrunDSCN0491.JPG

3月のお彼岸にオープンしたばかり。

この時期の湿性花園は初めてです。

園内は早春の花が 咲いていました。

DSCN0500.JPG

一面ミズバショウです。

よ~く見てみましょうeye

白い苞と呼ばれるものに包まれた花があります。

そう!ミズバショウの花は、中心にある黄色いところで、小さな花がたくさん集まっているのですflair

ミズバショウ雄蕊.jpg

初めはめしべが出ていますが、しばらくするとこのように花粉が出てきます。

多くの花は、自家受粉しないようにめしべとおしべの熟した時期を変えています。

すべての生物は雑種の方が強いから、なるべく雑種を作ろうとするのですね。

何て賢い花たちでしょうclover

あらっ!似たような花が・・・sign02

色違い?

いえいえこれはザゼンソウという花です。ザゼンソウ花

写真の縦横逆になってしまいました~(ごめんなさい)

このザゼンソウミズバショウと同じサトイモ科の植物で、春先開花するときに発熱して、周りの雪を溶かして他の花に先駆けて咲くといいます。

他の花が咲いていないので、昆虫を独り占めしようという作戦ですが、寒いので飛んでる昆虫も少ないので、受粉するのはやっぱり大変。いやな香りをさせて、ハエに受粉を媒介させているらしいです。

この花も雌蕊先熟。ミズバショウと同じですね。 ザゼンソウという名前 上手につけたこと。

他には、ヤナギの花が咲いていました。DSCN0496.JPG

ネコヤナギのもしゃもしゃした綿毛の中から、おしべを伸ばし、花粉を出していました。

ヤナギは雌雄異株が多く、この木は雄株ということになります。

勿論ミスミソウや、キクザイイチゲ、ニリンソウなどの草もかわいい花を咲かせていました。

植物園は名札がついているのでいいですね。

(20160330)

木々の目覚め2

20160211 イロハモミジ冬芽.JPGカメラを新しくして植物の写真をきれいにアップできるようになり、冬芽の写真を撮りました。

右の写真は2月に撮ったもの。イロハモミジの赤い冬芽が可愛らしく、枝はさんだ両脇に毛糸のスカートを穿いて鎮座していました。

気付いてみたら、その芽の葉っぱが展開し始めていました(家の中ですが)eye

 

20160305イロハモミジ冬芽展開.JPG

芽鱗を突き破って柔らかい新芽を出していますclover

まだ葉っぱは毛に覆われているのがわかります。

枝の色もから少し緑色になっています。

では他の木の枝はどうでしょう?

 

20160211イタヤカエデ冬芽.JPG

イタヤカエデの冬芽は丸くてテカテカ光っています。

何だかコロンとしてて可愛らしいこと。

          この右の写真も2月に撮影。

 

 

 

さ~て今は?

20160305イタヤカエデ冬芽緩む.JPG

まだ葉っぱは展開していませんが、テカテカはなくなり芽鱗が緩み、少し緑色に変わっています。

 

 

DSCN0297.JPG

お正月の花のアレンジメントに使ったアカメヤナギはずっと帽子をかぶったままだったのですが、

帽子が破けて中の花がでてきました。

銀色がきれいですshine

春の山は目覚めた冬芽がいろいろな色の葉や花を展開していくので、微妙な色の重なりがとてもきれいです。

日本は多くの樹種があるので、複雑な色合いが楽しめます。

これからの季節、外に出掛けるのがたのしみですね。(3・6)

木々の目覚め

冬の寒さから身を守るため、木々は冬芽に芽鱗という鎧を付けています。右の写真はコクサギの冬芽です。201602コクサギ冬芽1.JPG

 

コクサギの冬芽日本3大冬芽美人shineの一つだけあって、赤いまだら模様がきれいです。

箱根園芸福祉の森から一枝持って帰り、家で水に挿しておきました。

すると・・・・・sign02

コクサギ冬芽展開こんな風に芽鱗が緩んで、蕾が出てきましたsign01

まだら模様のそれぞれに花?が包まれていたのですね。

もう少し様子を見てみることにしました。

 

 

                                  一方・・・・こちらは???downwardrightヤシャブシ実と雄花.JPG

ヤシャブシの実と冬芽、雄花です。

去年の実が目立っていますが、先端に雄花がついていて、少し展開しています。

ヤシャブシ雄花

ほ~らこんな風ですnote

よ~く見るとおしべの葯が見えます。

では雌花はどこかしら?

右の写真の雄花と実の間に、尖った冬芽が見えます。

この中のどれかに雌花が入っているかも。

葉っぱしか入ってないかもしれませんが、まだわかりません。

 

今の時期、周りの木々を観察してみると、冬眠から目覚めた木々の様子が日々変化するのを見ることができますheart01 (3・3)

秋の赤い実たち

山は秋色になり、もう冬支度にかかっています。

木々は鳥たちに実を食べてもらおうと赤い実をならせています。朝霧高原マユミの実1

    マユミの赤い実が青い空に映えてとてもきれい。良く目立ちますsign01

薄い紅色の皮に包まれた種子が顔を出すとこんなにきれい・・shine

朝霧高原マユミ実.JPG

 

ニシキギ科の植物には、ほとんどこんな風にきれいな実がなります。

マユミの他に ニシキギツリバナマサキツルウメモドキ・・・・などなど。朝霧高原ソヨゴの実

 

      あちらの木にも赤い実が。

      こちらはモチノキ科ソヨゴです。

モチノキ科の植物も多くが赤い実をならせます。

モチノキアオハダウメモドキクロガネモチ、クリスマスホーリーの名があるセイヨウヒイラギ・・・などなど。

朝霧高原ノバラ実

朝霧高原テンナンショウ実.JPG

 

ノバラの実も沢山なっていました。

茎には痛いとげがたくさんついていますが、実は食べてくださいとばかりに枝から飛び出しています。

 

 

赤い実は木になってばかりいるわけではありません。

これはテンナンショウの実です。

重たくなった実を支えきれず、あちらこちらに倒れていました。

 

こんなきれいな色の実もあります。朝霧高原ムラサキシキブ実.JPG

ムラサキシキブの実です。なんて素敵な名前の木でしょう。

鳥は赤が良く見えると言います。だから鳥に食べてもらいたい実は赤い色をしています。

では紫は?鳥には赤っぽく見えているのかもしれません。

これらの木々は葉を落としても実をならせ続けます。

自分で動けない植物は鳥に種を運んでもらい、自分の子孫をあちらこちらに残そうとしているのです。

 

朝霧高原アブラチャン冬芽

もうすでに来年のつぼみをいっぱいに膨らませている木がありました。

アブラチャンのつぼみです。

まあるく膨れたつぼみがかわいいこと!

朝霧高原ノギクと虫

春先、葉を展開する前に小さい黄緑色の花を咲かせます。

クスノキ科なので茎がいい香りです。

  

 

                虫たちは温かい日差しのあるうちに一生懸命花粉をもらおうとしています。            

IMG_3789.JPG

 

              

こちらではチョウチョがひなたぼっこしています。

 

 

とてものどかなひと時でしたhappy01

夢の島熱帯植物園

先日行った夢の島には熱帯植物園もあります。

まずはそこの入り口。ブラシノキ タネ1

枯れた枝に何やら虫のようなものが・・・・。

実はこれオーストラリアなどに自生するブラシノキのタネです。

花が瓶を洗うブラシのような形をしているのでこのような名前がつきました。英名はその名の通り、Bottlebrushです。ブラシノキ タネ

山火事の多いオーストリアでは、火事になると実を開いて中の種を飛ばす仕組みになっています。

火事が起こるまでずっと待っているわけで、何年も枝に種を付けたままです。

 

次の写真はウチワサボテンの実です。こぶのようにサボテンの葉っぱの先についたオレンジ色の種はよく熟しているようです。サボテンの実

落ちている実の中には種が入っていました。ウチワサボテンの実1

 

 

ぬるぬるしたゼリー状のものに包まれています。

甘い香りも・・・。

このサボテンの実は食用で、サラダに入れたりジュースにしたりするそうです。

メキシコではいろいろな色の実が屋台で売られているようです。

何と!ドラゴンフルーツもサボテンだったとは・・・!!! これはヒモサボテン属で、幅のあるひも状の葉っぱに花が咲き、実がなります。

寒さが苦手なだけで意外と栽培しやすいらしいです。でもどんどん大きくなって自立しないので、支柱が必要です。ドラゴンフルーツの実

他にも赤いコーヒーノキの実がきれいだったり、

コーヒーノキカカオマンゴーバナナなどが実をならせていたり。

バナナの茎に見えるのは偽茎で、葉っぱは根元から出ています。実をならせるとその株は枯れてしまい、また次の株をしたから伸ばします。

日本で栽培しているものはその姿を見ることができますが、

熱帯で栽培されている植物の姿は見ることがないので、是非熱帯植物園へ。

熱帯の植物は想像を超えるものが多く、不思議で面白かったです。

 

トチの実

番外編1

外の公園に植えられたトチがたくさん実を落としていました。

クリによく似ていますが、イガはなく、固い殻に包まれた種は一つしか入っていません。

ツルツルした果皮はとてもきれいでした。

熱帯植物園外 ヨットハーバー

番外編2

温室の外に出てみるとそこはヨットハーバーでした。

ちょっと異国情緒で素敵でした。

こんなところが東京の一角にあるとは知らなかったと、みんなびっくりでした。

夢の島公園 花と虫

東京新木場の夢の島に行ってきました。

熱帯植物園が目的だったのですが、途中公園にもいろいろな植物が植えられていました。

多摩動物園のコアラのために造られたユーカリ畑の名残でユーカリの林があり、ハイビスカスアメリカデイゴなどが植えられていて南国に来たと一瞬思いそうな場所でした。

いろいろな種類のユーカリが植えられていて、ユーカリを見るのにおすすめです。実や花も面白いですよ。

 

色々な花に虫たちが集まっていました。アオイ科の花とハナムグリ1 アオイ科の花とハナムグリ2

アオイ科の花とハナムグリ3

ハナムグリが一生懸命蜜を吸っています。

言葉の通り ハナムグリですね。

もう一匹飛んできました。

おしべに触って花粉をくっつけています。

アオイ科の花とハナムグリ4

 

こっちの花のハナムグリは~

わぁー 花粉まみれになっていますeye

花にとっては受粉の助けをしてくれるので 作戦成功!

・・・・・こちらの花は?ハコベホウズキは釣鐘状。ハコベホウズキとハナムグリ

体が大きすぎて中に入れませ~んsad

口が長いハチやチョウチョはしっかり花に止まって中の花粉を付けながら蜜をもらっています。

 

 

ハコベホウズキとクマバチ

大きなクマバチはどうでしょう?

花の横から蜜ドロボウrun

これでは花はせっかくの蜜も役に立たずですweep

ポーチュラカとハチ1

 

こちらのポーチュラカにはまた別の虫がやって来ています。

アリンコもウロウロしていました。

大きく花びらを広げた花は誰でも来てもらえますが、あっちこっちの花に行ってしまうので、受粉の効率は良くありません。

その点ハコベホウズキのような形の花は、特別に蜜を吸えるものだけにどうぞと蜜を提供しています。(時々泥棒がいますが・・・happy02。)

花と虫がいないと受粉できず、種を作れません。虫は花から栄養をもらっています。

みんな繋がっているから 生物多様性は大事~sign03

ガーベラの綿毛

ガーベラを家に飾っておいて 2,3日留守にしていたら・・・・・・sign03

      こんな姿になっていました~eyeガーベラ 綿毛1.jpg

ガーベラってそういえばタンポポと同じ!キク科だったんですね。 ガーベラの綿毛2


こんな風にだんだん萎れてきて・・・・・

    真ん中のところがいつの間にかもこもこして・・・・・、綿毛になっていました。IMG_3203.JPG

                     解体してみると、タネが下の方にたくさんあるのがわかります。

花びらに見えるのが舌状花、真ん中のところの黄色や茶色いところが筒状花、キク科の花はたくさんの花の集まりでしたっけ。真ん中の筒状花が舌状花になると八重咲になるんですねぇ。

キク科の花は、他にヒマワリ、アザミ、ヒメジョオン、ハハコグサ。

野菜もありますよ~。 ゴボウやレタス、フキもです。

野菜の花は見る機会がなかなかありませんが、花を見ると舌状花が集まって咲いていますよ。

ハマユウの赤ちゃん

植物の殖え方はいろいろです。

多くは花を咲かせてタネ球根で殖えますが、タケのように根っこを伸ばして芽を出すもの、イチゴのようにランナー(走出枝)と呼ばれる地上に出た地下茎の先に芽をつけるもの、多肉植物のように葉っぱのから芽を出すもの、人間が手を貸して挿し木をしたり、接ぎ木をしたりして殖やすものなどなどbud

どれも小さい芽はかわいいものですが・・・201506ハマユウ種発芽2.JPG

右の写真はハマユウタネで、そこから芽が出たものです。

ハマユウのタネは重く、ごろんと地面に落ちて芽を出します。ジャガイモサツマイモから芽が出るのと一緒ですが、ジャガイモサツマイモから発芽するのに、ハマユウタネからです。

ハマユウタネは海水の中を生きたまま漂流し、流れ着いた海岸でとりあえず発芽し、運よく地面に根が届けば、そこで根を下ろし成長していくらしいですclover

乾燥したところでも繁殖していける植物の知恵flair?ですね。海岸に白い花を咲かせるハマユウは沼津市の花ですcherry

201506多肉発芽.JPG

乾燥といえば、多肉植物も乾燥した場所でも生きて生ける術を身につけています。

左の写真は多肉植物の葉です。

何かの拍子に茎から落ちてしまった葉がそのままになっていました。

多肉になった葉の水分を使って、小さな芽ができました。

そのうち右端の芽の裏側に糸のような根が出てきます。

やはり、その根を下ろすところを見つけ成長していこうということです。

どちらの芽も可愛らしい~heart04

赤ちゃんは植物だって可愛らしいです。

ジンチョウゲ・ミツマタ・オニシバリはファミリー

そこここでジンチョウゲのいい香りがしていますnoteジンチョウゲ花のサムネール画像

ご近所のIさんからお花をいただきました。

山ではミツマタの花も咲き始めていますnote

下向きに咲いているのでお花を見るときは是非下から覗いてくださいなupwardleft

あ~らお花の形がそっくりsign03ミツマタ花

丸い形でお花がまとまって咲いていて、花びらのように見えるガクがどちらも4枚、一つ一つの花もよく似ています。色違いですね。

もう一つ、山でジンチョウゲの仲間のオニシバリに出会いました。オニシバリ雄花

オニシバリ雌花

 

花の形は同じです。

みんなジンチョウゲ科の植物です。

オニシバリは花の付き方が違いますが、ジンチョウゲのようにいい香りがします。

こちらは雌雄異株で、左は花粉が出るおしべを持つ雄株、左はおしべの痕跡は見えるのですが、花粉を出さない雌花です。雌花の方が少し小さいようです。

ジンチョウゲミツマタも日本原産ではありませんが、ミツマタは結構山で増えていますbearing

シカに食べられて下草類がほとんどなくなってしまったところにミツマタオニシバリは残っていました。どちらもシカにとっては毒なのでしょうか? 他に残っていたのは、シダ類のオオバノイノモトソウだけでした。

ミツマタは枝がいつも3つに分かれるので、その名をミツマタオニシバリは鬼がしばれるように柔らかい枝なのでオニシバリ、あるいは夏には葉を落とすのでナツボウズといいます。

まだまだ寒いけれど、季節は確実に進んでいることを感じましたtulip             (2015・03・16)

ソテツの実

ご近所を歩いていたら ソテツの実を見つけましたeyeソテツの実

何十年とその道を通っていながら今まで気づきませんでしたcoldsweats01

図鑑で見たことはあったのですが、雌花が咲いたのも実を付けたのも見たことがありませんでした。こんなに目立つ大きな実をならせていたのですね。

拡大すると・・・・ソテツの赤い実

            結構ずっしりと重いです。

ソテツの植えられた家の方に伺うと、その場所に植えてから40年。2メートルくらいの高さでしょうか。

  「少しずつ大きくなってやっとこの大きさです」

                         とおっしゃっていました。

ひらひらしたまるで鳥の羽のような大胞子葉と呼ばれるものに胚珠がくっついています。

雌株と雄株があるので種は雌株にしかできません。

花の時期は夏で、雄花は松かさを大きく伸ばしたような形、雌花は可愛らしい赤ちゃんの頭のような形です。

ソテツの名前は 漢字で書くと蘇鉄、枯れてきたときに鉄の釘を打つと元気に蘇るという意味らしいです。

種はでんぷんを含んでいるけれど、皮をむいて水にさらすなどしないと食べられない。ソテツのタネIMG_224ソテツのタネ半分

皮をむいてみたら、きれいな白い種が出てきました~flair

二つに割るとこんな感じ。

ほとんど芽のようなものは見当たりませんでした。

この種まいてみようかしら?

よく庭に植えられている大きなソテツは何年もの長い間生きてきたのですねhappy01

                               (2015・03・10)

グリーンネックレスの花

グリーンネックレス・花

鉢植えのグリーンネックレスの花が咲きましたheart01

ネックレスのように垂れ下がる葉を楽しむこの植物、「緑の鈴」「String of beads」などの名前のとおり、丸くなった緑の葉っぱが連なってきれいです。

お花はあまり知られていませんが、緑の中に目立つ白い花を咲かせます。

よ~く見ると、おしべの黄色が目立っています。

このグリーンネックレスは、

   何と! タンポポやアザミと同じキク科です。

                  なので白い筒状の花弁からめしべとおしべが見えています。

めしべは先端で二つに分かれてクルリとひっくり返っています。グリーンネックレス種1

勿論、種は綿毛になって飛ぶ準備typhoon

ほ~らグリーンネックレス綿毛ね。

まだ先端にめしべが残骸が見えますねclover

葉っぱが厚くなっているので、多肉植物の他の仲間かと思ったら・・・・。

以外でした。

グリーンネックレスの原産地は、アフリカのナミビアflairだそうで、乾燥に耐えるためこんな形になったとのことです。

                                            (2015・03・04)

冬の山・・・カンアオイ・ツチグリ

冬の山歩きもよ~く見ると面白いものを発見eyeIMG_2086.JPG

緑色の葉っぱが出ているカンアオイがあるとつい根元の落ち葉をどけてみたくなりますnote

すると・・・・目立たないけど花が見られます。

山野草としてもマニアがいるほど人気のカンアオイ。こんな地味な花なのに人気があるのはワビサビの世界を愛する日本人だからでしょうか?

お花を愛でた後は、落ち葉をかけておきましたgood

そしてさらに茶色の地面を見ていたら・・・・・eye

今度はツチグリを見つけましたhappy01

ツチグリ2

まるで花びらを開いたよう。

これはキノコのツチグリです。

雨が降った後だったので、周りの堅い皮を開いていました。そして、丸い帽子のようなものの真ん中の穴から胞子を飛ばします。

植物は乾燥しているときに花粉や種を飛ばすと思っていたので、キノコの胞子は湿り気が好きとはいえ、こんな雨上がりにちょっとびっくり!

丸いものの内側は茶色のフワフワした綿のようなものが詰まっていました。キノコの菌糸がいっぱい詰まっていて、その中に茶色い胞子がいっぱい。

丸い袋を押してみると、胞子が埃が立つように出てきました。 気をつけて見ていたら次から次へと見つかります。

いつでも自然は発見がいっぱいですshine

霜柱

 

 

番外編 植物ではありませんが、霜柱が芸術的な姿をしていました。

植物の冬姿 ガマの穂・・・・

茶色になった冬景色。

            植物たちはどんな姿なのかしら?IMG_2013.JPGのサムネール画像

何だか綿が絡みついたような枯草がありましたよ。

 

     これは一体な~に?IMG_2011.JPG

この姿どこかで見たことありますよね。

左はセイタカアワダチソウ

   右はガマの穂です。 

 下の写真に原型が残っています。                   IMG_2004.JPGのサムネール画像のサムネール画像

                  

 

IMG_2015.JPG

 

 

どちらもまだまだ種をとばしていますtyphoon

ガマの穂は一度ほぐれるとこのように次から次へと種が出てきます。一つの穂に35万個sign03のタネがついているとか。

そして、風に乗ってフワフワ~

いろいろなところへ飛んでいきます。

種は小さく軽いので、ずいぶん遠いところまで飛んで行けますね。あっちにもこっちにも綿毛を付けた種が浮かんでいます。

お布団にしたら気持ちよさそうなくらいふわふわ。因幡の白兎の傷も治ってしまいそうです。

いつも手が届きそうで届かないところに生えているガマ。あるとき手を伸ばしたら届くところにあって、嬉しくなってガマの穂を家に持ち帰ったら・・・・いつの間にかこの状態になっていて、家じゅう大変になったことがありましたsad

これらの周りに目を移してみると。 木々は葉を落としてその姿を見せています。IMG_2009.JPG

木ごとに樹形が違うのがよくわかります。

IMG_2008.JPGのサムネール画像

青空を背景にして見るとなかなか面白いです。IMG_2010.JPGのサムネール画像

ドウダンツツジの芽も赤くてきれい。201501 ホトケノザ花.jpg

 

 

 

周りにはたくさんの鳥たちが、散らばった種を食べにやって来ています。

あらあら、陽だまりにはホトケノザがピンクのかわいい花を咲かせています。

寒いながらも植物はたくましくしたたかに生きています。

湿原の紅葉

9月になると山の上は秋色になり、紅葉が始まりますmaple

先日訪れた湿原でも、紅葉してきれいな黄色オレンジ色になった草が見られました。秋色湿原

よ~く見るといろいろな植物が見られます。

キンコウカの花が終わって茎からきれいなオレンジ色になり、湿原を明るくしています。

 

モウセンゴケ.jpg

食虫植物のモセンゴケが紅葉してきれいです。

虫をつかもうとしている姿は何とも可愛らしい。

ミズゴケとセットで生えていることが多いようです。

 

紅葉したミズゴケのサムネール画像

 

ランなどの鉢物に使うミズゴケがたくさん生えています。

 

乾燥したものは見たことがあっても、湿原にある生のミズゴケには気がつかないかもしれません。

ミズゴケも紅葉しているものが・・・。

このミズゴケが層になって積み上がり、寒いので分解が進まず湿原を作っているのだそうです。

栄養のない湿原で生きていくには、モウセンゴケのように土からではなく虫を捕まえて栄養にしなくてはならなかったのかもしれません。

                                                                      (2014・09・19)

秋の雨上がりはキノコとコケの協奏曲!

140907樹林帯のサムネール画像

雨上がりの森の中はコケがとてもきれいですshine

緑色の美しいコケはフカフカで 思わず触りたくなります。

140907コケ2のサムネール画像

最近はコケガールという言葉も聞かれるほどコケブームらしいですが、ルーペで見るとまた美しい・・・・・。

IMG_1042.JPGのサムネール画像あらあら・・・

ちょっとピントが外れていますが、キノコも一緒に生えていますよ。

 

そして今の時期、雨降りの時はキノコもニョキニョキ。色々なキノコが生えていて可愛らしいですshine

 

IMG_1045.JPGのサムネール画像

140907キノコ1.jpgのサムネール画像

140907キノコ1

140907きのこ3.jpgIMG_1051.JPGIMG_1054.JPG140907キノコ5.jpg

遊歩道の丸太にもキノコが・・・。

それがまた可愛らしいこと。

140907キノコ6.jpg

敷き詰めたチップにもキノコが生えてしまっていましたsweat01

きれいな縁取りがあったり、真っ白できれいだったり、思わず後ろを歩いていた見ず知らずの方に声をかけて一緒に見てしまいましたapple

他にもこんなにかわいいキノコがいっぱい!

名前は知らないけれど、コケキノコの素晴らしい世界に触れた一日でした。    (2014・09・10)

IMG_1061.JPG

140907きのこ2.jpg

おとぎの国から? タマゴタケです。

山を歩いていたら続けてタマゴタケに遭遇しましたimpactIMG_1010.JPG

思わず「見て~。」と言いたくなるような可愛らしさ。

目を引く赤さですsign03

140901タマゴタケ1.jpg

まるでディズニーの絵に出てくるような、白雪姫の中の小人の家の近くに生えているキノコみたいです。

 

「誰かが作り物を置いたの?」というくらい。

最初は白い卵の殻のような膜につつまれているようで、そこから赤い傘が顔を出し大きくなり、上の写真のようになるようです。

大きくなってもしっかり柄の基部にコップ上の卵の殻のようなツボが残っています。タマゴタケ.jpg

 

 

「色鮮やかなキノコは食べられない」と聞いたことがあるけれど、このタマゴタケは食べられるそうです。

でも似たのにタマゴタケモドキという猛毒なキノコがあるそうなので、要注意annoy

キノコは知っている人と一緒じゃないと口にはできませんね。

これからはキノコの生えるシーズン。雨上がりの林の中は、色とりどりのキノコに出合えるかもしれません。

山栗などの木の実もあり、実りの秋ももうすぐ。上を見たり下を見たり、自然は楽しい~noteです。

                                         (2014・09・02)

寄生植物 オオナンバンギセル

オオナンバンギセル.jpg

先日山を歩いているとオオナンバンギセルを見かけました。

ピンク色になったつぼみをつけて今にも花を咲かせようとしていました。

主にイネ科の植物に寄生して栄養をもらっています。

花の姿を、南蛮人と言われたポルトガル人やスペイン人の船員がくわえていたキセルに見立てて「ナンバンギセル」と名前が付いたそうです。

万葉集では、「思い草」という名で出てくるとか・・・。

その姿は印象に残りますflair

寄生植物とは、ある植物に寄生してその植物から栄養をもらてしまうちゃっかり者です。

ある時はその宿主を殺してしまうこともあるようで、ナンバンギセルはイネに寄生すると悪者ですが、雑草のススキ退治にはうってつけのようです。

ギンリョウソウ

 

 

 

以前紹介しましたが、他に寄生植物としてはギンリョウソウがあります。

これも一目見たら忘れられないくらい印象深い姿ですflair

何てったって透き通るようにきれいなのですからshine

どちらも光合成をしないので自分で養分を作れず寄生しているわけで、葉緑素がなく、緑色ではないので印象深いのですね。

葉っぱらしきものが見当たりません。キノコのよう・・・・?

 

ヤドリギ4.jpegのサムネール画像

 

ところが、右の写真のようなヤドリギは葉っぱらしきものもあり緑色をしています。この写真はケヤキの木に生えていて、ちゃっかりケヤキの栄養をもらっています。

おまけに宿主は冬になって落葉して葉っぱがなくなるのに、冬の間も緑色をしたヤドリギはとても目立ちます。

そんなわけで、西洋ではクリスマスの飾りとして珍重されています。人の栄養をもらっているのにねbleah

このヤドリギは、自分でも光合成をして養分を作っているので半寄生というらしいです。

植物は光合成をして自立しているようで、結構他に依存しているものもあるのですね。

アミガサタケ

山を歩いていたら、こんなキノコが・・・。アミガサタケ.jpg

落ち葉の上にあまりにも目立つ黄色・・・・・・・。

キノコはあまりよく知らないので興味がわかないのですが、思わず写真を撮りました。

まるでおとぎ話に出てくるように、黄色い色が目に飛び込んできました。

どこからか小人でも現れそうな気がします。

アミガサタケの仲間らしいです。 これが何と食用! キノコも奥が深いです。

 

この季節、ちょっと山を歩くといろいろなものに出会いますnote

オニグルミ.jpg

 

オニグルミの雄花です。

緑色の穂を長く垂れ下がらせていました。

青空に映えてきれいですclub

緑の花は気づきにくいけれど、ちょっと前から今の時期、結構咲いています。クロモジ、ハナイカダ、サルトリイバラ、ツルウメモドキ、マユミなどなど。

下を見れば枯草の上にフデリンドウeye

フデリンドウ.jpg

あまりにも小さくて、気づかれずに踏まれそうです。

でも、よく見るとあちらこちらに咲いています。

春に咲くリンドウもあるのですね。

リンドウはお日様が当たる時だけ花を開きます。

フデリンソウの由来は、花を閉じた姿が筆に似ているからのようです。

140525ズミ2.jpg

そしてズミの花が今にも満開に。

ピンクのつぼみがとてもかわいらしいです。満開になると、真っ白になって、それはそれできれいですcherryblossom個体差があるようで、花が咲いているものやまだ蕾のものがあります。

ズミの名前は、「染み」からきていて樹皮が黄色い染料の材料になるとか、実が酸っぱいので酸実といわれるとか諸説あります。

ズミコナシとも言われ、上高地の小梨平の名前にもなっています。 リンゴの台木として使われたこともあったようです。

これからは、白い花が多く咲きます。ウツギをはじめ、ホオノキ、ガマズミ、ミツバウツギ、イボタノキなど。

鳥の声がさえずり、蝶が舞い、蜂が飛び、生き物が忙しい季節となりました。  (2014・05・25)

ムラサキケマンとミヤマキケマン、ジロボウエンゴサクは親戚

山を歩いているとムラサキケマンミヤマキケマンジロボウエンゴサクに出会いましたheart04ムラサキケマン、ミヤマキケマン1.jpg

ジロボウエンゴサク1.jpg

ムラサキケマンミヤマキケマンは多少背が高く、花が目立つのでよく見つけられます。

華鬘(ケマン)とは、仏堂の荘厳具の一つで、むかしは生花で作られたリング状の環だったとのこと。名前はそこからの由来なので、どちらの花もたくさん花がついています。

一方、ジロボウエンゴサクは背が低く、おまけに花数も2輪ていど。目立ちません。

が・・・。よ~く見ると似たような花の形で、おもしろい形ですwink

ジロボウエンゴサク、ムラサキケマン、ミヤマキケマン.jpg

 

ミヤマキケマン.jpg

ムラサキケマン.jpg

ジロボウエンゴサク.jpg

ガクはほとんどみえなくて、花の後ろに距と呼ばれる筒のようなものがあります。

花柄の上にちょこんと乗っかったような形。

ジロボウエンゴサク 花正面.jpg

花を正面から見ると、めしべやおしべは全く見えません。

虫が花弁の上に乗って距の中の蜜を吸おうとすると、花弁が押し開かれておしべとめしべに触れて受粉をする、という仕組みです。

ところが・・・・。花を解剖してみると、ほとんどの花がすでに自分の花粉で受粉(自家受粉)しているのだそうです。

ではどうしてこんな作りにしたのでしょうか?

知っている方がいたら教えてください。

最近は春になってこれらの花に出会うと、ついつい中を見てみたくなります。

ジロボウエンゴサク、可愛い花ですので是非みつけてくださいな。

(2014・04・29)

フキノトウにも雌雄がある・・・

フキノトウの花が咲きました。そう、フキノトウはフキのつぼみです・・・。あれ・・・、だけど花の様子が違うものがあります。

フキ 雌花.jpg

 

フキ雄花1.JPG左の写真の花は白っぽくって、右の写真はちょっと黄色い・・・?

フキには雌株と雌株があって、左の株が雌株、右の株が雄株です。

だから右の株は花粉を付けているので黄色いです。

 

雄株は花粉を飛ばしたら花は枯れてしまいます。雌株は種をつけてタンポポのように綿毛を飛ばします。

フキノトウを摘むときは、大きい雄株をお勧めします。

フキのように雌雄異株のものは他にもたくさんあります。例えば、よく知っている例ではイチョウギンナンのなる木とならない木がありますね。キィウィフルーツもそうです。実をならせるには花粉も必要なので、雄株と雌株両方植えないと実がなりませんのでご注意を。

アオキは葉が冬もきれいな緑で、かわいい赤い実をならせる木です。それを見たイギリス人が自国へ持ち帰ったけれど実がなりません。赤い実の株を持ち帰っただけで、雌株だけだったためです。その約100年後にようやくロバート・フォーチュン氏が雄株をイギリスへ持ち帰り、一見落着・・・・という話もあります。

このように、雄の株と雌の株に分かれている植物もありますが、同じ株(木)で花が雄と雌に分かれているものもあります。

たとえば・・・・・。

オオバヤシャブシ 花 実.jpgオオバヤシャブシの木には、雌花と雄花が付きます。

黄色いぶちぶち模様の虫のようで垂れ下がっているのが雄花です。

頭が茶色になって上を向いてついているのが雌花です。

 オオバヤシャブシ雌花1.jpg

ほかにはキュウリカボチャウリ科の花々、もうすぐ咲くアケビの花、ドングリのなるコナラカシそしてマツなど・・。

これからの季節、多くの植物が花を咲かせます。同じように見えても、よ~く見ると花粉を付けて黄色い花と花粉のない花があるかも。

雑種を作って生き延びられるように植物も考えているのですね!?

(2014・04・11)

ビワの実

ビワの実2.jpg

 

先日歩いているとビワの木にたくさんの花のあとが・・・・・・・。

ビワの花寒い冬に咲きます。

受粉の助けをしてくれる虫のいない時期に…と思っていましたが、花にはたくさんの鳥chickが来ていましたっけ。メジロやスズメなど・・・。

そんな受粉の助けがあってたくさんのビワの実の赤ちゃんができていました。ビワの実1.jpg

さすがにすべての花が実になるのではないようです。

これから初夏まで少しずつ大きくなって、オレンジ色に熟して美味しいビワになります。

どうして寒い冬に花を咲かせるのかと思いましたが、他の花が咲かない時期だからこそ、鳥に来てもらえるようにこの時期に花を咲かせるのかもしれません。

ところでビワの実の種が大きくて食べるところが少な~いと思った人はいませんか?

実は千葉で種なしビワが作られましたsign03

  味のほどはどうなのでしょうか。今だ食したことがないのでわかりません~が。

  ビワの葉には薬効があるようで、最近はビワの葉茶もありますね。

ノシラン

昨日は久しぶりに外での植物観察。

     しょっぱなから、

             ノシランタネを発見sign03ノシラン種.jpg

 

まだまだこれから色づくようで、緑の種がたくさんついていました。

見かけ実のように見えていますが、これは果実ではなく種そのものとのこと。

一つずつついているのかと思ったら、いくつかの塊になってついています。

これは、一つの花が6つの子房に分かれているので複数のタネがついているとのこと。

「ふつうは3つで・・・・。」と言いながら、ヤブランを眺めていると・・・・・。

あれれ、最高6個までと思っていたのが、7個や8個のもあります。

そこで、すべての数を集めてみることになりました。

ノシラン 種.jpg

 

 

まるで宝石のようshine

ひっくり返してもきれいです

この種は放り投げるとよく弾むので、結構楽しく遊べます。

熟すともっときれいになって、何とも言えない色に。

よく庭園に群生しているのを見かけます。

これからの時期いろいろなところで見られるので是非お見逃しなくsign03

 

ノシラン 実2.jpg

マツカサの話

ヒマラヤスギ コーン1.jpg

 

これはヒマラヤスギの松ぼっくり(球果)です。ヒマラヤスギは、クリスマスツリーのような3角形の形をして公園や建物の前に高くそびえるようによく立っています。

スギという名前がついていますが、マツの仲間です。

このマツカサ、いつも高い木の上にあって中々手が届かず、見上げては暑い視線を送っていたのですが、先日ゲット出来ましたrock

まるで、子供が小さいとき、大事な宝物を手に入れたような気分noteで、生徒さんやカルチャーセンター創の子供達に見せましょうと思っていました。

ところが・・・impact

   何と・・・・・・sweat01

日の光を浴びて、からからと壊れてしまいました~catface

ヒマラヤスギ コーン2.jpg

 

 

このヒマラヤスギの仲間は、このようにマツカサ本体が崩れながら、その間に入った種を飛ばしていきます。

だから、ほとんどこのマツカサが完全な形で落ちていることはありません。

先端部分だけ、かろうじて残り、シダローズの名前でお花の資材として売られています。

だからこそ、丸々のマツカサを目の前にして嬉しかったのにweep

ヒマラヤスギ コーン3.jpg

 

ヒマラヤスギコーン5.jpg

ヒマラヤスギ 種.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

種はこのようになっていて、マツカサの一つの鱗片に2個はいっています。

typhoonで飛ぶように羽がついていますよ。

では、本物のマツカサ(松の球果)は・・・・・・・?

IMG_9632.JPG

 

 

ちょっと見ずらいですね。

 

では、拡大。う~ん、ちょっとピンぼけ?形態は同じです。

松の種.jpgのサムネール画像

 

拾った松ぼっくりからこんなのが出てきたら、それは種です。

種を風で飛ばしたいので、晴れて乾燥した日に開きます。

 

ちなみにヒノキはこんなです。IMG_9627.JPGのサムネール画像

やっぱり球果の間に種がいっぱい詰まっています。

小さくごみのように見えるのが種です。

このようなマツカサは受粉してから一年以上木についていることが多いので、マツやモミ、スギなどがあったら、上を見上げると結構見つかりますよ。

それにしても残念でしたsign03

タンキリマメとゴンズイの実

山歩きをしていたら、同じような実を見つけました。ゴンズイ タネ.jpg

タンキリマメ タネ.jpgタンキリマメ さや.jpg

 

 

 

 

 

 

 

左端の写真はゴンズイという木の実です。

右上の写真はタンキリマメというツル性植物の実です。

どちらも赤い袋状の実が開いて、黒い種を実の端にくっつけています。

黒い実はきらきら輝いていてとてもきれいですshine

ゴンズイの名の由来は、同じゴンズイという魚から。樹皮の模様がゴンズイに似ているからとか、材が用途がないことが役に立たない魚のゴンズイと一緒だからとか・・・。

タンキリマメは、痰を切る、かつて実を去痰剤として使ったからだそう。写真のように豆です。

どちらも面白い形で、赤い実は目を引きます。鳥が見つけて食べるように赤くして、タネを運んでもらうのですねwink

フジ サヤ.jpg

右の写真はフジのサヤです。

フジはサヤをぶら下げてはじけるのを待っています。

サヤが乾燥してくるとサヤがねじれてはじけますdash大きな音がするらしい・・。

中のタネがその勢いで遠くへ飛ばされます。

かの寺田虎彦も庭のフジのタネが飛んできて、大きな音をたてて家の障子にぶつかっていたと書いています。どうやらすごい勢いで飛ぶらしいです。

先ほどのゴンズイとタンキリマメの実は、鳥に食べてもらいたくて目立つ赤い色でした。

ところが、フジの実は迷彩色sign04フジ タネ.jpg

動物に食べられないように土の上におちたタネは紛らわしく変装しています。

それぞれの植物の知恵ですね。

ちなみにフジの実は食べることもあるようです。毒があると書かれているものもあるので、食べすぎは禁物sad

ツリフネソウとマルハナバチ

山では、ちょっと湿ったところにツリフネソウが咲いています。

ホウセンカに似た花は、その形が船のようなのでツリフネソウとついています。ツリフネソウ花.jpg

花の入り口の上には白いものがみえますが、これはおしべです。右端のさやがはじけそうです・・・。

横から見ると・・・・eyeツリフネソウ花横向き.jpg

こんな感じ。あれ、拡大しすぎてボケてしまいました。失礼。

この花、変な形ですよねhappy02

なんだか先端がくるくる巻いています。

実はここに蜜をためていて、虫がここまで届くようにもぐりこまないと蜜が吸えない仕組みです。

たくさん蜜があるのですね。まわりにはたくさんのマルハナバチが飛んでいます。

 

 

ツリフネソウとハチ.jpg

 

あっちの花、こっちの花と忙しそうに飛び回っていますが、蜜を吸うために思いっきり身体を花の中へ入れています。

                            ほら、こんな風にsign03

足を踏ん張ってほとんど身体が見えなくなってしまいます。かわいい~。

ハチは窮屈そうですよ。ツリフネソウの作戦成功。これでハチは背中にたくさんの花粉をつけて次の花へ飛んでいきます。

このハチはマルハナバチでも、トラマルハナバチという名前だそうで、他にはツリアブの仲間も蜜を吸えるそうです。

横から蜜のあるところをかじって直接蜜をなめてしまうクロマルハナバチや、花粉だけ盗んでいく西洋ミツバチもいるそうで、なかなかツリフネソウの思うままにはならないようです。

でも、たくさんのトラマルハナバチが飛んでいるのでタネがたくさんできていました。

ツリフネソウさや.jpg

 

最初の写真のようなサヤがはじけるとこのように、くるっとサヤがひっくり返り、タネを遠くまで飛ばします。

面白くて子供のように、みんなでたくさんはじけさせて遊んでしまいました。

ハチは…というと。

」テンニンソウとハチ.jpg

 

テンニンソウとハチ1.jpg

 

 

テンニンソウとハチ2.jpg

 

 

 

 

 

 

ツリフネソウだけでなく、テンニンソウも見つけたようで、こちらも落ち着きなく花の上をあちこち。

でも、このようにハチがあちらこちら忙しく動くことで、同じ花の中で交配することなく、雑種ができるようになっているのです。

みなさんもハチがいても怖がらずに動きを見てくださいな。思わず微笑んでしまいますよheart01

秋の山は赤い実がたくさん

今、山は赤い実が目立ちます。

鳥に食べてもらおうときれいな赤い実をならせた木々。

よ~く見ると形や実のならせ方はウメモドキ実1.jpgはさまざま。

 

アオハダ実.jpg左の写真はウメモドキ、右はアオハダの実です。

どちらも赤い実を葉腋にたくさんつけています。

庭に植えられるモチノキの仲間。

 

 

ツリバナ実.jpg

 

これはツリバナの実です。

コマユミ実.jpg

そしてコマユミの実。

どちらも実が下を向いて垂れ下がり、裂開した皮にくっついています。

ツリバナは皮の先端についていますよ。かわいい~heart04

ニシキギ科の実はどれもきれいです。マユミが有名ですね。

他には・・・・・

コナシ実.jpg

ズミ、別名コナシ。上高地のコナシ平の名前はこのコナシから。

エゴノキ実.jpg

 

エゴノキ

白い花が咲いたときも見事だけれど、青い実もかわいいですheart01

もう少しすると果皮がむけて茶色い種がむき出しになります。

賢いヤマガラに食べてくださいというサイン。

ヤマガラは大好物のエゴの実を、時には枝から落としてしまったり、食べきれないものを地面に埋めたりするそうです。そして、埋めたのも忘れてしまい、ヤマガラに食べられずに済んだエゴノキは芽をだすのだそう。ここでも動物と植物の関係がありました。

ガマズミ

エゴノキの語源はこの実の皮がえぐいsadからとか。

サポニンが含まれているので、果皮をすりつぶすと泡が立って石鹸代わりにも・・。

 

最後はきれいなガマズミの写真を。

これは箱根ビジターセンター前に植えられたガマズミの実です。

もしかしたら園芸種かもしれません。

写真にはありませんが、ヤマボウシもたくさんの実をつけていました。

もちろん、実をつけているということは、必ず花が咲いたということですよ。

お忘れなくsign01

オニドコロ

今、近所を歩いているとヤマノイモの仲間が花と実をつけています。オニドコロ 雄花.jpg

                                                 これはオニドコロの雄花です。

          ヤマノイモの仲間は、雄株と雌株がある雌雄異株です。

    雄花はたくさん花粉を飛ばしたいので花が盛りだくさんについています。

 

オニドコロ 実の赤ちゃん.jpg

 

花がパラパラとしかついていないとしたら、それは雌花です。

雌花をたくさんつけて実がたくさんなると、その実を大きくするのはたくさんのエネルギーがいるので、雌花はいつも雄花より少なめです。

少し大きくなるとこんな感じ。

まだ花の残りが実の先についていますclover

 

オノドコロ 実.jpg

 

そして実が育ってくるとこんな風になりますsign01

秋が深まると緑の実は茶色になり、乾燥してばらけた種は翼をつけて風にとばされていきます。

種は目立つのでよく見るけれど、タネの赤ちゃんもかわいいので、ぜひ気が付いたら見てくださいなeye

 

同じヤマノイモ科でもこのオニドコロやタチドコロ、ヒメドコロはおイモは苦くて食べられないようです。

ヤマノイモに似ているけれど、残念ながら掘っても無駄骨に終わりますから気を付けてくださいね。

葉っぱが対生だったら、おイモがあたります。

互生だったら、がっかり。

他にもよ~く見てみると、花も実も違いますよ。

今が観察するには一番の時期で~すnote

花の名前 クサレダマ・・・?

クサレダマ.jpg

 

この花の名前はクサレダマ

最初聞いた時は、「えっ、腐れ玉とは、かわいそうな名前・・・」と思いましたdespair

いやいやそうではなくて、レダマ(連玉)に似た草なので、草連玉だったんです。

クサレダマに出会うたびにこの説明を受けるのですが、大本のレダマは図鑑でしか見たことがありません。

図鑑で見ると 色は確かに黄色なのですが、そんなに似ているかしら?

もう少し違う名前をつけてあげればよかったのにね。

 

今頃ちょっと湿った草原に行くと出会えるかも。

ホオノキとタイザンボクの花

IMG_8290.JPG

学校や公園にタイザンボクの花が咲いています。

高いところに咲くので花を見落としてしまいがちですが、遠くから見ると、その花が大きいので目立ちます。

モクレン科のこの木の花はとてもいいです。

 

 

 

山では同じモクレン科ホオノキの花が咲いています。

ホオノキ 花.jpg

そう、あのホオバ焼きの葉っぱの、ホオノキです。

花を見るとそっくりsign03

こちらもとてもいいですnote

どちらも高いところに花を咲かせるので、なかなか花を観察することができません。

香りも嗅ぐ事は難しいのですが、びっくりするほどいい香りなので、チャンスがあったら是非香りをかいでくださいsign01

花は次々咲くので、花の時期は長いのですが、一つの花の咲いている期間は何と4日しかありません。

開花して2日目はめしべの時期、翌日はおしべの時期、そして4日目には散ってしまうという短命の花です。

おしべとめしべの時期をずらして、他家受粉をするようになっているのですが、同じ木の花が次々咲くので、意外に自分の木の花粉と受粉してしまうこともあるらしい・・・coldsweats01

タイザンボク めしべ.jpg

 

この素晴らしい香り、もちろん虫を誘う香りなのですが、どうやら虫のお目当ての蜜は用意されていなくて香りだけのようです。無駄なエネルギーは使わないという賢い作戦。では、どのようにして虫を花に引きつけておくのでしょうか?

花びらはつるつるしてて、虫が香りに誘われて花にやってくると滑って花からなかなか出られなくて、めしべを伝わって飛んでいくように出来ています。花の中に入ってしまった虫は、花の中でぐるぐる動き回っているうちに花粉をつけたり、めしべをよじ登っていく間に受粉を助けたり、まんまとホオノキの罠にはまってしまうようです。

それにしてもいい香り、今年はホオノキもタイザンボクも香りをかげましたcherry

受粉したその後は・・・・ホオノキ 実.jpg                                                         

 

もちろん、こんな風に実になっていきます。

秋に熟して袋の中に赤い実が入っています。

ホオノキは芽ぶきの時は、一つ一つの葉が托葉に包まれていて展開するときの淡い色が何ともいえずきれいだし、花の時期は、香りが抜群にいいし、夏の葉は味噌をのせて朴葉味噌として楽しめるし、実の時期も興味深い・・。

大好きな木です。

  

ギンリョウソウ(ユウレイタケ)

ギンリョウソウ.jpg

 

 

箱根園芸福祉の森を歩いていたら、ギンリョウソウの花に出会いました。

別名ユウレイタケ。真っ白で丸でシモバシラが変な形になって生えているようです。

これって植物????

葉っぱも茎も花びらも白・・・・・。

箱根園芸福祉の森の方たちは初めて見たということで、大騒ぎsmile

持ち帰って観察することにしました。

花にはちゃんとめしべもおしべもありました。

黄色く見えるのがおしべです。花粉をつけています。青く見えるのがめしべ。虫に手伝ってもらって受粉して、実もつけるようです。

では、葉緑素を持たないのにどうやって栄養をもらっているの?資料によると、ベニタケ属の菌類に寄生していて、その菌類からエネルギーを得ているとのこと。その菌類は、共生する樹木が光合成で作りだしたエネルギーをもらっている、というからややこしい。

つまり、ギンリョウソウはちゃっかり者というわけ。

またまたおもしろい植物の世界を知りましたclover

アケビの実の赤ちゃん

アケビ実.jpgのサムネール画像

山を歩いていると、アケビの花が・・・・・?

花と同じ色なので間違えてしまいました。

小さなアケビの実の赤ちゃんでした。

これを見ると、一つの花から本当は6個の実がなるのがわかります。

秋に大きくなると・・・・

IMG_6853.JPGのサムネール画像

 

 

こんなです。

今の時期、春に咲いた色々な花たちが続々と実になっています。

クサボケ実.jpgのサムネール画像

 

 

ヤマグワ実.jpgコブシ実.jpgサクラ実.jpg

何の実だかわかりますか?

順にクサボケ、ヤマグワ、コブシ、サクラです。

ヤマグワは緑色なので見落としてしまいそうですが、もうすっかり一人前の形です。

コブシは薄い緑のぼちぼちの部分が赤くなって、秋にはごつごつした人間のコブシのような形になります。

サクラは小さいサクランボで、鳥に実を食べてもらいたいので、熟すと葉の上に持ち上がってきます。

花は実をつけるために咲くもの、蜂やアブ、蝶を使って受粉をしてもらった植物は、今度は鳥や動物に実を食べてもらって遠くへ種を運んでもらいます。

スミレの話

今年もたくさんのスミレを見ましたnote

花の形も色もいろいろ、葉っぱの形もいろいろ、

       薄紫ピンク、白、黄色・・・・・。

      花弁がそっくりかえっているもの、距が長もの、丸く短いもの・・

     

スミレ.jpg

タチボスミレ.jpg

ヒナスミレ.jpg箱根エンザンスミレ2.jpg伊吹山 スミレ.jpg 

 

 

 

 

 

スミレだけで一冊の本が出来るくらい種類があります。

こんなに可愛らしくつつましやかに見えるのに、以外にしたたか

春先花を咲かせて実を作ります。受粉には、といって花の後ろに伸びた袋に蜜を溜めていて、虫のえさを用意しています。ビロードツリアブのようなくちばしを持ったアブを引き寄せて、蜜を吸っている間にしっかりと花粉がつくようになっています。

虫のいなくなったころは、閉鎖花といって開花せずに、自分で受粉をして種をつけます。

種ができると、とりあえず実を開いて飛び、さらに蟻を引き付けるエライオソームをつけていて、蟻に遠くに運んでもらいます。

こうやって自分の勢力地図を大きくしていく戦略です。

実はスミレ、最初は木本でした。スミレ科は南アメリカのアンデス山麓から始まったとか。

そこから分布地を広げるために、寒さに耐えるように小さくなり、冬は姿を消す草になったという説も・・・。

ほんと!植物は面白いhappy01

ニワトコの花とコナラの新芽

ニワトコ 花 1.jpg

 

植物観察をしながら、箱根園芸福祉の森を歩きましたfoot

この写真はニワトコの花です。

ついこないだまではブロッコリーそっくりの蕾だったのに、花が開くと、クリーム色の真ん中に赤いめしべの柱頭が見えます。

まわりは火花を散らしたように、花粉をいっぱいつけておしべが並んでいます。なんてかわいいheart01

夏になると赤い綺麗な実がなります。ニワトコは成長が早いので、幹を充実させることなく枝を伸ばします。そのため幹の中心は柔らかい髄で出来ています。それを顕微鏡観察用切片を作るときに、材料を挟んで切るのに利用されるそうです。

エネルギーをどこに使うかはその植物次第。ニワトコは、周りの木々の成長に負けないように、多少スカスカでも早く上に伸びてお日様に当たれるようにするのですが、そのため、その材はあまり長持ちせずに枯れてしまいます。そして、また新しい枝を伸ばす、という戦略。効率がいいのか悪いのか・・・?

コナラ 新芽.jpg

 

こちらの写真はコナラです。

コナラの新芽はピンクです

絹のような細かい毛があって、キラキラ輝いていますshine

植物学者のN先生は、このように毛が生えているのは、寒さを少しの時間差をつけて防ぐため、と話していました。

コナラ 雄花序.jpg

 

コナラは雌雄異花。同じ木に雄花と雌花を咲かせます。

ピンクの新芽と一緒に、雄花序が見えています。

他にもホウノキの葉は一枚一枚薄紙に包まれているように、葉っぱの間に托葉があります。それもピンクできれい。

この時期、日ごとに変わる木々の様子。毎日山に行って見ていたいですね。

うららかな春の一日

 

カエデの芽吹きと花.JPG

 

3月一気に暖かくなったと思いきや、また寒さが戻っています。

そんな中の穏やかな一日。お散歩するとウキウキnote

早く咲いたサクラがまだまだ健在。

手前のカエデ赤い花をいっぱいつけて新芽と共に青空に映えてとても綺麗です。

 

モチノキ花.jpg

 

モチノキ黄緑の花を咲かせています。

春は緑の花が多く目立たないのですが、よく見るとどれも可愛く、また良い香りがするものが多いです。

赤い実がたくさんなるのが楽しみです。

あら、この木は雄の木でした。

そういえば、カエデ雌雄異花コナラアオキも・・・・雌雄あります。樹木はそんな花が多いようです。

 

 

タチツボスミレ.jpg

 

ノジスミレ花.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

日当たりのいい場所では、スミレの花があちこちで咲いています。紫の色がとてもきれいです。なんてったってスミレ色というくらいですから。

石の割れ目にもしっかりと根を伸ばして花を咲かせています。

誰がここに種を運んできたのかしら?スミレの種ははじけて飛びますが、種に甘いエライオソームと呼ばれるおまけをつけて、蟻に運んでもらいます。動けない植物の知恵です。エライオソームに引き寄せられた蟻が、まんまとスミレの策に乗せられ、よいしょよいしょと運んできたのかもしれませんねclover

植物の話 何故か虫

 

尺取り虫 1.jpg

 

畑から戻ってきたら、小枝が・・・・・

何の枝を一緒に持って帰ったのかしら?

ん・・・・?尺取り虫2.jpg

 

 

 

 

うそっsign03

    枝じゃない・・・・sign02

動いてる・・・・・・・eye

尺取り虫3.jpg

 

その姿に思わず笑ってしまいましたhappy01

何度見ても小枝にしか見えません。

その欺く姿に感動~wink

シュウメイギクの種

シュウメイギク 種.jpg

 

この綿のようなモコモコしたのは何でしょう?

おまけによ~く見ると・・・・・

  黒い点々があって、少々気持ち悪い

これは、シュウメイギクの綿毛と種です。

シュウメイギクはキクと名がついていますが、実はキクとは無縁でキンポウゲ科アネモネの仲間です。

この黒いぶつぶつが種で、綿毛に乗って飛んでいきます。

 

ツワブキの種.jpgタンポポのようなキク科の綿毛と種とは全く違います。

ほら、キク科のツワブキの綿毛の様子はこんな風で、種は綿毛の根元についています(綿毛の上についているのは花びらのあと)。

シュウメイギクは株分けで増やすとあるので、この種がどのくらい発芽するのかはわかりませんが、種で増やせるかもしれません。

試しに播いてみましょうnote

コクサギの実

コクサギの実1.jpg

 

 

このちょっと変わった形の実はコクサギの実です。

コクサギはその名の通り、香りがします。臭いかどうかは聞いてみると人それぞれです。

 

 

コクサギの実2.jpg

 

 

この実を置いておくとパンパン家の中ではじけて面白いというので観察してみることにしましたnote

そうすると・・・・!

   こんな風に皮が開き、中にもう一つ皮がありました。実を押し開いているようです。

コクサギの実3.jpg

 

よーく見るとこんなです。

中にはきらきら光る黒い種が納まっています。

これが飛ばされる・・・・?

夜になって静かな時になにやら音がしましたああああhappy02

家の中がやけに散らかっていると思ったら、コクサギの仕業!

コクサギの実5.jpg

 

 

黒い種と中にある皮が飛んで散らかっていました。

中の皮は硬く、この反発力で種が飛ぶようです。

びっくりです。

結構な距離飛んでいます。

図鑑によると、飛ぶ瞬間は危ないので、目を近づけないように、とあります。

でも、この種がはじける瞬間を見たいと、じっと目を凝らして見ていたのにeye、何故かよそを向いたときにパチンと音がします。振り返ると時すでに遅し。いつの間にか家のすべての種が飛び出していましたcoldsweats02 残念ですが、この瞬間は来年まで持ち越しです。

でも、ワクワク楽しいひと時でしたshine

ちなみにコクサギ型葉序という言葉がありますが、これはコクサギの葉の展開の仕方が特別なので出来た言葉です。

カツラの落ち葉の香り

カツラ 落ち葉.jpg

 

この葉はカツラの落ち葉です。

とてもきれいに色づいていますが、色がきれiいなだけでなく実はものすごくい香り

お庭にカツラの木がある方が、あまりにいい香りなので持ってきてくださいました。

残念ながら画像では香りが伝えきれませんが、甘くお醤油が焦げたような香りです。

マントールという成分だそうで、キャラメルの香りそのもの。どうりで甘い香りなのですね。

不思議なことに、このように色づいて水分を含んだときだけ香ります。

ちょうどのタイミングで持ってきてくださったので、香りは最高潮だったよう。葉を持った手にも香りがついて、しばらく香りが抜けませんでした。

紅葉いろいろ

紅葉いろいろ.jpg

 

紅葉した葉を集めてみました。

何の葉かわかりますか?

カエデ、イチョウ、サクラ、ケヤキ・・・・・

モミジいろいろ.jpg

 

 

 

 

 

同じカエデでも色づき方はいろいろ。

   葉っぱの一部が赤になったり、黄色になったり。

どうして黄色や赤になるのでしょうか?

  赤くなるのは、葉っぱで作られた栄養が残り色づきます。

つまり、光合成で作られた糖が通り道をブロックされて葉に留まり、アントシアニンという赤い色素となって赤く見えます。

一方、うまい具合に葉で作られた糖分を自分のものとして回収できた場合、あるいは赤い色素であるアントシアニンを作らない葉っぱは、本来の葉の色である緑色のクロロフィルが分解されて、目立たなかった黄色いカロチノイドが残るので黄色く見えます。

赤く紅葉するカエデは、せっかく作った栄養を回収できないまま葉を落とすので、効率はあまり良くないですね。

ムラサキシキブ紅葉.jpg

 

 

紅葉といえばカエデやイチョウが有名ですが、こんな木も。

紫の実をつけるムラサキシキブです。

紫と淡い黄色の何とも言えない色の組み合わせです。

落花生

ピーナッツの実はどのようになるかご存知ですか?

落花生のさやが地上の枝になるのではなく、地中で実になります。落花生 落花.jpg

マメ科の特徴である蝶々の形をした黄色い花を咲かせた後、花の元にある子房柄という部分が伸びて、子房の部分を地中にうずめます。

丸で根が伸びて枝を支えているように見えます。

実は!!!この先に実がなります。

 

落花生 実.jpg

 

こんな風に地面の中では莢が少し大きくなっています。

落花生 収穫.jpg収穫してみると・・・・あら、こんなにいっぱい。

まだ成長途中のものもありましたね。

落花生とは名前のとおり、花が落ちて実になるからだったのですね。

この事実を知った時はちょっと感動モノでしたnote

でもどうしてこのようなことが起こるのかわかりません。他にも例があるのか・・・?ご存知の方は教えてくださいな。 info@le-fleuron.net まで

ひょうたん

ひょうたん2.jpg

 

植物学者のN先生にヒョウタンをいただきました。

昔から加工されて使われてきたヒョウタン

中をくりぬいて瓢箪作りに挑戦・・・・

が、調べてみると中を腐らせるときにものすごい悪臭がして、ご近所迷惑らしいです。

というわけで出来ませんでした。

  う~ん 残念!ひょうたん1.jpg

 

 

 実は・・・・・     もう一つこんな形のものもいただきました。

首のなが~いヒョウタンで、アメリカヒョウタンといわれているらしいです。

思わず振り回してしまいそうです。

1メートルもあるかしら?こんなのが棚から沢山なっていたらどんなでしょう。風に揺られて棚はギシギシと音がしそうですね。

せっかくなので、この面白い形のヒョウタン、多くの人たちに見てもらえるように、カルチャーセンター創に持って行きました。

 

今頃子どもたちの話題になっているかしら・・・・・・?

ちなみに二つならんだ赤い実をならせるスイカズラ科のヒョウタンボクという木もありますよ。その実はとてもかわいいですheart01

キツネノカミソリとガガイモ

キツネノカミソリ

久しぶりに散策に出かけたところ、色々な植物に出会いました。

ヒガンバナと同じ種類のキツネノカミソリもその一つ。

たくさんの花を見かけましたが、葉がありません。

葉の形がカミソリに似ているからということで、キツネノカミソリという名前になったのに、葉を見ることができません。

それもそのはず、春先に出てきた葉は、花の咲くころには枯れてしまうのです。

では、その仲間のヒガンバナはどうでしょう? やはり花の咲く時は葉がありませんが、こちらはそのあとに葉が出てきます。夏草との競合を避けて、太陽の光を浴びているのでしょうか?

ヒガンバナの花が終わった後、気をつけていると葉っぱがでてきますよ。

ガガイモ 花と昆虫.jpg

 

こちらの花はガガイモの花。

何と素敵な花でしょう!

虫だって誘われてやってきます・・・

花びらはフェルトのような質感。そして中央にとび出しためしべ。

ルーペで覗くととてもきれいです。

 

ガガイモ花拡大.jpg

 

 

厚みのある花びらの中から透明感のある白いずい柱がとび出しています。

花の仕組みを知るとまたまたびっくりですが、難しいことは抜きにして、自然の造形に脱帽。

このずい柱の先、みんな少し曲がっています。これがなんともまた素敵ですheart01

植物の寝姿

 コミカンソウ.jpgIMG_6271.JPG

カタバミの葉落花生の葉

さんさんと降り注ぐ太陽の光からエネルギーを取り込み、植物たちはせっせと葉の中で栄養を作り出しています。

だから昼間はこのように植物たちは葉を出来るだけ大きく広げ、太陽の光を最大限に浴びようとしています。

ところが・・・・・

   あれれ・・・・・・!

 

スベリヒユ 就眠運動 コミカンソウ就眠運動2.jpg  

夜はこんな風に葉っぱを閉じて寝ている!ものもあります。

理由は色々考えられるようですが、よ~く見ると、色々な葉っぱが昼間と違う姿になっています。

ネムノキに代表されるマメ科の葉、このラッカセイも。そして、スベリヒユ、コミカンソウ、カタバミ、・・・・・など。葉っぱを閉じるものもあれば、シソなどは葉を下にだらしなく垂れさがらせています。

夜眠るのは、ネムノキだけではありませんでした。夕暮れ時にそこここに生えている雑草を見てくださいな。

ロウバイの実

IMG_6239.JPG

 

これは何の実でしょうthink

箱根の法生寺を歩いていたら、ロウバイの実を見つけました。

春早く、葉を展開する前にいい香りをさせて咲く、ロウバイの花。

お正月の花として飾られているのを見ることもあります。

でも、以外にも実を見たことがないのでは?

秋になると茶色くなって、ずっと枝に残ります。この木にも去年のものが残っていました。大きな種が入っていて、結構発芽しやすいとか。

花の時期だけ注目しがちで、葉っぱの形や、実には気づかないものですね。

茶色くなって熟した実は面白い形です。近くにロウバイの木があったら、実を探してみてくださいなwink

バラ・エキサイティングメイヤン

エキサイティングメイヤンという変わったバラがあるときいて、ネットで調べてみました。

??????花の中から蕾が出ているsign02

バラの専門家の友人U氏に聞きました。これはどういうことなのですか?と。

栄養が良すぎて、難しく言えば栄養繁殖に戻った結果らしいです。

つまり、もともと花びらは葉っぱから変化したもので、成熟して花を咲かせたのに若返り、花びらを葉っぱと勘違いして、その間から枝を伸ばしたとのことでした。

バラの育種の世界では、このようなことはよくあることだそうです。 

品種改良していく上で、このように何から分化したかは大事なことなのですね。

ブナの実

 

 

例えば若いブナの実を見てみると・・・。

硬いドングリの部分はもとは茎で、周りのもしゃもしゃは葉っぱだったことがわかります。

これを見たH先生は、クリのイガイガはもとは葉っぱではないかしら?とおっしゃっていました。

人間の興味で調べた意味の無いようなことも、色々なことに応用して役立っています。

 

私たちも植物のように若返ることができればいいのに・・・・。                       

                  

                    ブナの写真は“この木どんな木会”のMさんよりお借りしました。

マテバシイの花とドングリ

クリドングリの花が咲いていてどこからともなくいい香りがします。

IMG_5976.JPG

 

写真はマテバシイです。

左の写真の中で、棒のように突き出ているのが今咲いている花で、先端が雄花、元の方にポチポチあるのが雌花です(雌雄同株、雌雄異花)

クリも花を見ると同じようになっていますよ。栗 花.jpg

IMG_5975.JPG

マテバシイは花が咲いた翌年に立派なドングリがなります。(クリはその年の花がそのまま実になります。)

右の写真では去年の雌花が大きくなってドングリの子どもになっています。

まだ小さいけれど、秋には立派なドングリに。

マテバシイの実を粉にしてクッキーを焼くとおいしいとか。いつか試してみたいと思っています。

イヌビワとイヌビワコバチ

ずっと気になっていたイヌビワの木。

受粉の仕方を知り、是非花嚢の中で生まれるイヌビワコバチを見たいと思っていました。

時期を逃しては、と最近は山を歩いては花嚢の中を覗いていましたが、ついにその姿を発見note

イヌビワは雌雄異株で、雄株は花粉を出す前年から花嚢をつけています。イヌビワコバチが卵を産むためにsign02

このイヌビワコバチはイヌビワが無いと卵を産めないし、イヌビワはイヌビワコバチがいないと受粉ができず、実ができません。つまり両者は運命共同体。

イヌビワとイヌビワコバチ.jpg

小さいイチジクのような花嚢をつけたイヌビワは珍しい木ではないので、結構色々なところで見かけます。

もし見つけたら、首の長い雄の花嚢を開いて見てください。この時期、きっとイヌビワコバチが見つかります。もちろんルーペで覗いてくださいな。 

左の端に止まっているのが雌のイヌビワコバチ。

雄もいるのがわかりますか?

 

イヌビワコバチ.jpg

 

黒い羽があるのが雌、茶色のが雄です。

実は雄には羽がありません。

何と!雄は花嚢の中で一生を終えます。

メスと交尾するだけで、外には飛び立てない・・・sad

詳しくはまだまだ細かいストーリーがあるのですが・・。

とにかく!!!植物だけでなく、虫も生き残って子孫を残すために必死です。

このようにイヌビワの仲間はみんな専用のコバチと契約を結んでいて、お互い協力して子孫を残しているそうですgood

イヌビワの実は秋になって熟すと黒い色になり、甘くておいしい。でも、その中には受粉に貢献した雌のイヌビワコバチが、もれなくおまけとして付いてきますbleah

 

 


 

オトシブミ

オトシブミ1.jpg

 

時々こんな風に葉っぱが巻かれているのを見たことがありませんか?

これは虫の仕業。

この時期オトシブミが卵をうみつけるのに揺藍(ゆりかご)をつくります。

今日はそんなオトシブミのお話。

オトシブミ3.jpg

何ときれいに折りたたまれていることでしょう。

体長1センチにも満たない小さな虫がこんなに上手にゆりかごを作ります。

この中には小さな小さな卵がうみつけられているのです。

オトシブミ2.jpg

 

こんな風に広げてみると一番奥に黄色い卵がありましたeye

右端に黄色くみえるのが2個の卵です。

オトシブミ4.jpg

お母さん虫は、歩いてサイズを計ってから、葉柄近くの葉を自分で裁断します。

そして、このようにかみ傷をいれて折りたたみやすくして、卵を産みつけながら円筒形にまいていくそうです。

最後はチョキンと葉を切り落とします。今日はそんな切り落とされたオトシブミをたくさん見つけました。

オトシブミ・・・なんて素敵な名前でしょう。

子どもはお母さんが作ってくれたゆりかごの中で孵り、しばらくはその中で大きくなります。

ごめんなさい。せっかく産みつけた卵の入ったゆりかごを広げてしまいましたthink

お母さんでなければ折りたためません・・・・coldsweats02

オトシブミがこのゆりかごを作るところ、まだ見たことがありません。じっくりと木の下に腰を落ち着けて見てみたいものです。きっと感動ものでしょうsign01

サラサドウダンの花

サラサドウダン.JPG

 

ドウダンツツジに遅れて約1カ月あまり、サラサドウダンの花が咲きます。

箱根では、かわいい小さな赤い冬芽に包まれていた花を一斉に咲かせていました。

花の色は個体差があってそれぞれ微妙に違います。

蜂が嬉しそうにあちらこちらの花を訪れています。

花の中にはなにやら赤い糸のようなものが・・・・。これも受粉に関係あるのかも。

下からのぞくと満点の星shineのよう。

この花を見つけると、ついつい下からのぞいてしまいます。 どうぞ皆さんもお試しあれsign01 

ヒメコウゾの花

ヒメコウゾ花.jpg

 

函南の田んぼの中を散歩していたら、イソギンチャクのように赤い糸のようなものを丸く出した小さいボール状のものを見つけました。

枝にリズミカルにつり下がった姿はなんと可愛らしいheart01

よく見ると枝の下の方にはおしべばかりのやはり小さいボール状のものがあります。

和紙の原料になるコウゾのお父さんかお母さんのヒメコウゾ雌花雄花でしたsign03

花を見たのは初めて。よく見るとそこここに咲いていました。

前にも書いたけど、カジノキに似てるヒメコウゾの学名は B.kazinoki かえって覚えやすいかも。

カエデの花

カエデ.jpg

 

緑が美しいイロハモミジ

下からのぞくと線香花火のようなかわいい赤いが咲いています。

紅葉のモミジばかりが注目されるけど、新緑と花もきれいです。

いろんなモミジが花を咲かせていますよ。

是非、木の下に行って見上げてみてください。

ハナイカダ・・・他 春の花々

ハナイカダ 蕾ハナイカダをご存知ですか?

名前を付けた方はとてもセンスのある方だったのでしょうね。

葉っぱの中央に蕾があります。

いかだの上に咲く花のよう?

小さい緑色の花なので気づかないけれど、よ~く見てみると・・・・葉っぱの上にちょこんと乗った小さなつぼみ。

雌雄異株。多分この株は花が数個ついているので雄の株。夏ごろ黒っぽい実がなっていたら、それはもちろん雌の株。

今、外に出ると色々な花に出会えます。他にもクロモジやサンキライ、コクサギなど、そしてドングリをならせるコナラやスダジイも。みんな目立たないけどかわいい花を咲かせています。

アオキ雌花.jpg  アオキ雄花.jpg 

上の写真は、赤い実をならせるアオキの花です。実はアオキも雌雄異株。雄花と雌花どちらかわかりますか?普通真ん中にある柱頭しかないのが雌花(写真左)、花粉を出しているのが雄花(写真右)です。

ニリンソウ   タニギキョウ.jpg   

そして、まだ葉を出していない広葉樹林の林の中、日当たりのいい林縁には、可憐な花たちが春の饗宴を。

スミレ.jpg

                スミレの花も今が一番の見ごろ。目を引く紫色のスミレ

シコクスミレ.jpg 

                  葉っぱの形や花の咲き方がちょっと違うシコクスミレ

 

エイザンスミレ.jpg

              葉っぱが特徴的なエイザンスミレは、ピンク色が美しい

連休は忙しい毎日です。

ヤナギの花

IMG_4982.JPG 

これは数週間前のヤナギの枝。

枝先が緑色になってかわいい芽を出し始めたところです。

蕾がわかりますか?

遠くから見るとわずかに芽吹いているのがわかります。

 

 

 

ヤナギの花

そして、もう、今は_

       が咲いています。

ネコヤナギやシダレヤナギなどが有名ですが、ヤナギの種類はたくさんあります。

冗談かと思ったら、キツネヤナギ、ヤマネコヤナギ(バッコヤナギ)などなど。

名前の由来はどこからかしら?

ちなみにヤナギは雄雌異株です。

タンポポの昼寝?

タンポポ1.jpg

 

春の光をさんさんと浴びて咲いているたんぽぽ

虫さんよ!来てくださ~いと言わんばかり。

 

タンポポ3.jpg

 

見つけました、暖かい花びらの上でひと休み中の虫。

 

このタンポポ、どうやらガクのような総苞(ソウホウ)というところが反り返っていないので、日本のタンポポのようです。

タンポポ1.jpg

 

 

 

タンポポ2.jpg  

よ~く見てみると、あれ、咲き終わってしぼんだ花が横になってお休みしています。こないだ読んだ本に書いてあったので、ほんとかしら?と見てみたら・・・・・。

ほんとsign01 寝ているではありませんか。 だけど、種飛ばすときは寝てないぞ。

どうやら、咲き終わった後は他の花の受粉の邪魔をしないようにいったん横になり、種を飛ばすころになると起き上がるようです。

これから種が出来る頃に、もう一度観察してみましょう。

やっぱり、植物って賢いsign02

ヤドリギ

ヤドリギ2.jpg

 

葉を落としたケヤキの木。

上を見上げると・・・・・。

何だかもしゃもしゃして緑色したところがあります。

これはケヤキの木に寄生したヤドリギ

よ~くみると黄色の丸い実がなっています。

ヤドリギの実

 

 

歩いていると、実が落ちていました。

中にはきれいな緑色の種が入っていましたよ。

種なのにこんなに青々していてとてもきれいです。

ヤドリギもやっぱり鳥に食べてもらって種を運んでもらいます。

ヒレンジャクなどの鳥が食べた実は、鳥のおなかの中で消化され・・・

そして、種の周りにねばねばをつけたまま、お尻から出てきます。

ヤドリギ1.jpegこんな風に。(あれ、縦横がなおらない。ごめんなさい。)

実から種を出してみたら、信じられないくらい長~~い糸を引いて、びっくりeye

鳥はこのねばねばの糸を引いた種をお尻からぶら下げて木にとまるので、いつの間にかこの種は木の幹にくっつくというわけ。

 運よく幹に着陸した種は・・・?

ヤドリギ1.jpgヤドリギ4.jpeg

種が木の皮を溶かし、根を張って芽を出すまで3年かかるとか。一年に一回枝分けれをして大きくなるというから、あのもしゃもしゃのヤドリギになるには何年かかっているのでしょうか?

ヤドリギとケヤキ

 

では、ケヤキの木は?

ケヤキにとっては全く迷惑な話で、ささやかな抵抗でしょうか?

幹が膨れていました。

 

まだ新芽が出る前、ちょっと雑木林を歩いたら、上を見上げて見てくださいな。そして、実を見つけたら、是非種を出して糸引きを確認してください。絶対に受けること間違いなし!

スプリングエフェメラル

セツブンソウ2.jpg

図鑑で見てなかなか見られなかったセツブンソウが、訪ねたお寺に咲いていましたheart01

節分のころに咲くからセツブンソウ。実際は花期が長く、3月まで見られます(白く見えるのははなびらではないのですが)

今年は寒いせいかようやく満開です。

 セツブンソウ1.jpg

 

 

春先まだ木々の新芽が展開する前にお日様を浴びて、花を咲かせ実をつけてしまおうと急ぎます。

 

これらの植物は、たくさんの葉をゆっくり展開している間はありません。葉っぱに回すエネルギーは必要最小限にとどめ、早く花を咲かせて日陰になる前に実を結び、木々の葉の陰に隠れる頃には、もうお休みします。

 

フクジュソウにも出会いました。同じように早春花を咲かせます。このフクジュソウ、黄色い大きなカップ状の花には多くの仕掛けがあるようです。ハナアブに見つかりやすいように黄色い色をしています。さらにお日様が出ると花びらを開き、光沢のある花びらで光を集めて花の内部の温度を高くします。そうすれば暖かい部屋にハナアブがやってくるというわけらしいです。

フクジュソウ.jpg

 

 

こんな植物たちをスプリングエフェメラルと呼びます。有名なカタクリやニリンソウなどもその仲間です。エフェメラルとははかないい命という意味。

ほんのひと時だけ地上に顔を出して、さっと消えていく植物たち。これからはそんな植物たちの忙しい季節です。

可憐な春の花なのに、したたかに生きていますね。

ムラサキカタバミ

ムラサキカタバミ鱗茎1.jpg

抜いても抜いても厄介な雑草のムラサキカタバミです。

こんなにたくさんの子どもを抱えていたとはangry

花はきれいなので油断していると、あちらこちらに散らばって芽を出しています。

カタバミは漢字で片喰、酢漿草などと書きますが、葉っぱや茎には蓚酸を含み、噛むと酢っぱいですpout

夕方葉っぱはお休みなさいと閉じてしまい、片方がかけて見えるので片喰?

昔は、葉を揉んだ汁でドアノブや鏡を磨いたらしいです。十円玉もピカピカにflair

でも根っこは、極小さいユリ根のようでおいしそう。食べてみたらほんのり甘かったですdelicious

冬の木々

120109 サルトリイバラの実.JPG

 

冬枯れの木々の中にあって、ひときわ目を引く赤い実がありました。

サルトリイバラの実です。

葉をすっかり落として、まるで早くこの実を食べてくださいと言っているようでした。

青空に映えてきれいでした。1120109サラサドウダン冬芽3.JPG

 

 

  その実に負けないくらいかわいい冬芽を発見sign01

  サラサドウダンの冬芽です。

  丸くふくらんだ赤い芽はかわいい赤ちゃんのよう。

  中には今年の花のつぼみもはいっているのでしょうか?120109 カラスザンショウ .JPG

 

 

そしてイヌザンショウの樹皮。

刺のあとがこんな風に残っています。さらに太くなっても横に伸びた刺の後が残ります。

冬だって見所がありますね。note

芸術的な樹皮模様

イヌシデ 樹皮.jpg

 

 

 

きれいな紅葉を眺めにでかけてみると、芸術的な模様の木肌をしたイヌシデに出会いました。

モミジの美しさに負けないくらいきれいでした。

灰白色の滑らかな樹皮に縦に筋が入り、ついにはこのような網目模様に。IMG_4612.JPG

 

 こちらはエノキの樹皮模様。

よく見ると横に目盛のような横筋があります。

まるで柱につけた背比べの後のよう。

エノキの木を見分けるヒントです。

 IMG_4617.JPG

さらにシマサルスベリの木もなんて素敵な模様でしょう。

これまた美しい~!

葉を落とした公園も、樹皮を見ながら歩くと、また新たな発見があっておもしろいですね。

カジノキ

カジノキ1.JPG

先日の観察会で、わずかに枝に残ったカジノキの実を見てきました。

そこでご一緒だったFさんがその時の写真とおまけの写真を送ってくださいました。

直径2~3センチくらいの大きさで、面白い形です。

一口に実といってもいろいろで、これはたくさんの果実が集まった集合果(偽果)といわれるものです。

先端に黒く見えるのが種ではなくて、本当の果実(痩果といわれる)らしいです。

和紙の材料でも有名なコウゾはこのカジノキとヒメコウゾを掛け合わせたもので、コウゾも和紙の材料として使われてきました。カジノキ2.JPG

この仲間、良く似ているのでカジノキとヒメコウゾを間違えたシーボルトがヒメコウゾにつけた学名が、Broussonetia kazinoki、本物のカジノキの学名は、B. papyrifera です。ややこしい。

花も目立たないけど面白い形で、思わずこれ何?と思ってしまいますよ。花は5~6月頃に咲きます。

 

 

オニシバリ

山を歩いていたら茶色い秋模様の中に、青々したオニシバリがありました。

鬼も縛れるくらいしなやかで強いのでこの名がついたのですが、別名ナツボウズといって夏の間は葉を落としています。

これは落葉樹林の中にあって、冬の日が当たる時に栄養を稼ごうという戦略。まだ寒い2月頃から花が咲き、夏前に実をならせて、夏はお休み。

というわけで、ほら、こんなにきれいな新芽を出していました。台風の塩害で葉っぱがなかったわけではありません。

111113 オニシバリ1 アシタカ山.jpg     111103 オニシバリ2 アシタカ山.jpg

グロリオサのめしべ

グロリオサ めしべ1.jpg

 

グロリオサの花は面白い形をしています。

右の写真は花びらが開いて行くときです。

ふつう他の花はこのままの状態ですが、

 

 

グロリオサは、その後花びらが反り返ります。グロリオサ めしべ2.jpg

そうすると何故かめしべもほぼ直角に曲がります。

これも虫に受粉してもらうためでしょうか?それとも自分のおしべに近づけて、受粉するためでしょうか?不思議です。

 

つる性のグロリオサは、葉の先が巻きひげのように丸まって、他のものに絡まります。

だから束にすると絡み合ってやっかい。。

ツユクサ

ツユクサ.jpg

先日山歩きをしていたら、まだツユクサが花を咲かせていました。

花をよく覗いてみると、黄色く目立つおしべが・・・。ところが、この一番目立つおしべには花粉がなーい!!!

虫を呼ぶための花粉を出さない仮おしべが3つ、やや長いおしべは少しだけ花粉を出していて、本当のおしべは長くつき出ている2本だけ。エネルギーの節約?

そして、虫が受粉してくれなければ最後には、長いおしべとめしべをくるくる巻きあげて同花受粉で絶対種を残す。ツユクサも必死です。

やっぱり観察にはルーペがあると楽しい。

みょうが

畑にミョウガの花が咲いていました。IMG_4065.JPG  

どんなふうになっているかというと こんな風に繋がっていますIMG_4071.JPG

そして分解・拡大してみましょう。IMG_4076.JPG IMG_4079.JPG  あれ、おしべがくっついてる!花粉がいっぱい。その上にどれも撓んでいる糸のようなものが。これはめしべ?

私たちの食べているところはつぼみです。収穫してからしばらくそのまま台所に置いといたのですが、さらに花を咲かせました。元気な植物ですsmile

ハマナス

今日は知床旅情の歌詞でも有名な、ハマナスの紹介です。

知床周辺の海岸にたくさん生育しています。

ハマナスはバラ科で、きれいなピンクの一重の花を咲かせます。実はトマトみたいですが、立派なローズヒップです。おみやげのお菓子にも使われているので、実を食べてみました。甘くてほんのり香りも。おいしい。

同じバラ科、サンショウバラに似ていますね。

IMG_3974.JPGハマナス実.jpgハマナストリミング1.jpg

アオギリ2

IMG_3914.JPG実が開いたあともそのままの状態で種が成熟します。

茶色いからと、枯れているわけではありません。IMG_3915.JPG

 

遠くからみると、まさかこれが種をつけた実だとは思えませんね。

 

 

 

 

拡大するとIMG_3933.JPG

 

種は栄養をもらいながら、烈開した果実の端にへばりついて、成熟します。

飛んで行くのももうすぐ~

タマアジサイ

IMG_3891.JPGIMG_3893.JPGIMG_3889.JPGIMG_3896.JPGIMG_3888.JPG

アジサイの中で、一番遅くまで咲いているタマアジサイがまだまだ綺麗でした。つぼみはその名のとおり球状で、中にぎっしりと花が詰まっています。徐々に開いていく様子がはっきりわかりますね。周りにあるのが虫を寄せるための飾りの花で、本物の花はとても小さいです。蜂が忙しそうにあちらの花、こちらの花と移動していました。

サンショウバラ 2

IMG_3911.JPGIMG_3908.JPG

約2か月ぶりの箱根観察会。多くの花が実になっていました。ヤマボウシ、ホオノキ、クロモジ、アブラチャン、シオデ・・・・。

6月に花がたくさん咲いていたサンショウバラにも実がたくさん付いていました。さんしょうばら 種 トリミング.jpgだけど、実をたくさんつけたせいか、木は元気がありません。子孫を残すのはエネルギーのいることなのですね。

実にもたくさん刺があります。虫や鳥から守っているのでしょうか。

割ってみるとお行儀よく種が並んでいます。以前蒔いてみたら、ほとんどが発芽しました。

その苗は箱根園芸福祉の森、法生寺の境内に植えられています。

アオギリ

アオギリ2.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 アオギリ.jpgのサムネール画像

いつも車で通る道沿いにアオギリの木があります。不思議な実と種を近くで見たいと気になっていました。気が付いたら実が開いてこんな状態になっていました。この後どんどん茶色になって、さらに大きくなり、ボートに載せた種は風で飛んでいきます。自分の子孫をできるだけ遠くへ広げるために。

サンショウバラ

サンショウバラ.jpg6月の箱根観察会。

サンショウバラが満開かと思うほど多くの花をつけていました。

枝一面に花を咲かせているようなのですが、咲かないつぼみも多数あるとか。

実は、蛾の一種であるハコネバラハマキと蜂の一種であるハコネバラハバチの幼虫が入り込み、サンショウバラのつぼみをゆりかご代わりに使うらしいのです。

それにもかかわらず、この花の数の多さ。

サンショウバラはちゃんと蛾や蜂に貸すつぼみも用意してあげているのです。

そして、サンショウバラは、花の数を少なくすることで、大きな花を咲かせるそうです。

ミクロの世界

最近植物観察には欠かせないルーペ。

10倍のめがねでのぞいてみると、そこはミラクルワールド。

おしべ、めしべの形も様々。

例えばアジサイの花。

中央に小さく見えるのが本当の花、ルーペでのぞいてみるとおしべが火花を散らしたよう、小さくてもちゃんと花びらやおしべ、めしべが揃っています。思わずきれいとつぶやいてしまいます。

では、花びらみたいに見えるものは何でしょう。

装飾花と呼ばれる虫を呼ぶための飾りの花なのです。

だてに大きくきれいな花びらをつけているわけではないのです。

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